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何度もトライした人工授精。協力的で明るい夫に励まされ、夫婦の大切な思い出に

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私達夫婦は不妊治療を約3年間続け、ようやく現在妊娠に至ることができました。その間様々な治療と検査を受けましたが、もっとも長い期間挑戦していたのが人工授精です。

不妊治療を開始したのは夫婦共に28歳でした。治療をし始める年齢としては、ごく早い歳だろうという自覚もあり、あまり焦らずにぼちぼちといった感じで病院に通い始めました。初めての検査では私も夫にも、特にこれといった原因は見つからず、タイミング法から初め、数ヶ月経っても結果が得られなかったために次の人工授精に進みました。

しかし、そこで分かったのが夫の精子の異常です。精液量は多いのですが精子濃度が薄くて元気がありません。これでは自然妊娠は難しかっただろうというくらいの結果でした。治療をし始めた時にも一度受けている検査でしたが、その時より大幅に数値が落ちています。元々の量が多いので、処理によって私の体に戻す際には正常値近くまで元気な精子を集めることができましたが、あまりの精子データの悪さにショックを受けてしまいました。

タイミング法を受けていた数ヶ月はなんだったのだろうと、帰ってから1人で落ち込みましたが、仕方ありません。仕事から帰ってきた夫に結果を話すと、意外とあっけらかんとしていて、「僕のは少数精鋭なんだよ」といった言葉に思わず笑ってしまいました。夫のこういう明るい部分に、私は何度も救われている気がします。

それから計6回、人工授精を受けました。仕事で予定が合わずにキャンセルになった事も数回あり、およそ1年間続けました。暑い夏には夫の体温が高くなりすぎないように下着などにも気を遣ったり、寒い冬には採取した精子を胸元に忍ばせながら大事に運んだりと、夫婦2人で工夫しあいながらチャレンジを繰り返しました。

結果は残念ながら全て陰性で、生理がくるたびに涙したりイライラしたりと辛い経験でした。それでも夫はいつも明るく私を慰めてくれます。

不妊治療を受けているカップルの中には、旦那さんが非協力的な場合もあると、何かの雑誌で見た事があります。その中で私の夫はなんと心強いことかと、責めたくなる気持ちもなくなる程嬉しく思いました。

結局お医者さんの薦めもあり、その後高度生殖補助医療にステップアップしましたが、夫と一緒になって取り組んだ人工授精の期間も私には大切な夫婦の思い出です。苦労はしているものの、この人と夫婦になれてよかったと密かに感謝しています。

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著者:Chokobo
年齢:30
子どもの年齢:7か月

現在妊娠7 ヶ月の主婦です。趣味は読書と手芸です。ミシンでステイを手作りしたり編み物にも挑戦中です。夫と二人暮らしで、現在は庭のDIYをカメのようなペースで進めながら日々楽しく過ごしています。生まれてくる子と庭で遊ぶ、そんな夢を夫も持ってくれているようで、頼もしさも感じている今日このごろです。

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