妊娠・出産・育児の情報サイト


ブルーナさんありがとう。オランダ人の夫と日本人の私が、それぞれ母国語で読み聞かせ

f:id:akasuguedi:20170401103001j:plain

ミッフィーはオランダ生まれです。ミッフィー生誕60周年の年に、息子は生まれました。

オランダ語では、ミッフィーを「ナインチェ」と呼びます。「コナイン」はウサギのこと、「チェ」は語尾に着くと小さいものを表すので、「小さなうさぎちゃん」というような意味です。

 

オランダは日本のように、キャラクター大国ではないですが、アナ雪やミニオンズ、カーズなどのグッズと肩を並べて、よく目にするのがミッフィーです。

とはいっても、ミッフィーは、オランダでは0歳~6歳くらいまでの、小さな子供のキャラクターです。(日本のように、女子高生や若い女性などがミッフィーグッズを持つことは、あまりありません。)

ベビー服、ベビーシーツ、メリー、ガラガラ、おもちゃ、ビタミンDの容器にも(オランダでは乳幼児はビタミンDを摂取します)ミッフィーがついているものがあります。

ミッフィー紙おむつは見たことがないのですが、ベビーグッズのほとんどをミッフィーで揃えられるくらい、親しまれています。

 

キャラクターとしても、もちろん魅力的なのですが、オランダでミッフィーがこれほどまでに浸透しているのは、絵本の魅力だと思います。

ミッフィーの絵本は、子供が持ちやすいサイズで、いつでもきまって12ページ。

オランダの図書館には、ミッフィーの絵本は必ずありますし、駅中の小さな本屋などでも売っています。

 

オランダの赤ちゃんは、生後3か月を過ぎた頃から、絵本の読み聞かせが推奨されています。

きれいな絵を見たり、文を耳で聞くことはとても良いのだそうです。

息子にも3か月ごろから読み聞かせをしました。息子に初めて読んだ本も、ミッフィーでした。

ミッフィーの絵本は世界中で翻訳されているので、原語のオランダ語版と日本語版、二つの言語で読むことができて、我が家には好都合。さらに絵もかわいいので言うことなしです。

オランダ語版はオランダ人の夫が、日本語版は私が読みます。

 

自分の母国語なら発音を気にすることなく、自然に読んであげられますし、感情移入もしやすいもの。

同じストーリーに対して、それぞれの言語ならではの響きを聞かせられるのも、気に入っています。

 

実際に読み聞かせをしてみると、息子が3、4か月の頃は、じーっと絵を見ることもあれば、飽きてしまって違う方を向くことも多かったです。

6か月以降になると、絵本に多少興味を示すようになりましたが、なんでも口に入れたがる時期なので、絵本もよだれまみれで、びちょびちょに。かじることもあったので、歯型がついてしまった絵本もありました。

 

1歳前後では、絵本をみたり、聞いたりするよりも、ページをめくりたがるようになりました。でも、うまくめくれず、ビリッと破れてしまうこともしばしば。セロテープで何度か補修しました。

1歳半になった息子は、やっと絵本の内容に興味を持つようになり、最初から最後まで1冊の本を聞いていられるようになりました。

絵本を食べてばかりの息子が、絵本は見るものだとわかってくれる日が来るなんて、感激です。

 

最近では、ミッフィーを見ると「ミッフィー」と言うようになりました。

ミッフィーの絵本を選んで持って来るときはいつも、腕にミッフィーのぬいぐるみを抱いています。

 

先日、息子と買い物に出かけたときのこと。息子が「ミッフィー、ミッフィー」と叫んで指をさすので、そちらの方を見てみると、スクリーンにミッフィーのイラストが映っていました。

「本当だね、ミッフィーだね」と息子に言って、広告をよく見てみると、それは、ミッフィーの作者のディック・ブルーナさんが亡くなったことを知らせるものでした。

ブルーナさんの優しいお顔が見られなくなるのは、さみしいです。

 

ブルーナさん、1歳半の息子も夢中になれる、ミッフィーの絵本を作ってくださってありがとう。

今後、新しいミッフィーの絵本が出ることはないけれど、息子にはこれからもミッフィーの絵本を読み続けてあげたいと思います。

f:id:akasuguope02:20151225125614j:plain

著者:すーじー
年齢:34歳
子どもの年齢:1歳半

オランダ人と国際結婚し、オランダに暮らして5年目突入。歴史ある街並み、豊かな自然、気さくな人々に囲まれ、オランダ生活に慣れてきた今日この頃だが、妊娠・出産・子育てを通して新たなカルチャーギャップに遭遇中。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。