「ママはあなたのことが大好きだよ」
そう伝えることで、子どもは安心し、いわゆる「自己肯定感」を持ち、自信を持って社会に出ていけるようになる……。
特に、寝る前に、一緒にお布団に入って、ギュッと抱っこしながら、そんな愛情溢れる言葉をかけると、いいそうです。
うちの、就寝前。
兄「ぼくの本、読んで!」
妹「あたちの本!!」
兄「ぼくの!」
妹「あたちの!!」
私「はいはい、順番!今は、にいにから言ったら、にいにのから!」
妹「やだぁぁぁぁ~~~~あたちのがさきぃぃぃぃぃ~~~(号泣)」
私「ああもう!にいに、譲ってくれる?」
兄「ええーーー、やだよぉぉぉ、ぼくが先に言ったのにぃぃぃぃ」
はい、全員眠くてグダグダ、「大好きだよ♡」なんて言う隙、ございません。
イライラしながら「早く寝てよ~!」なんて言って、やっと寝てから、我に返って、取り繕うように、寝顔に向かって「大好きだよ」とつぶやいたりしても、当然聞いてないですからね、自己嫌悪ウェーブがザッパ~ン!でアップアップです。
でも、ある時気付いたんです。
「これ、寝る前じゃなくてよくない?」
ある日の朝。子どもたちを起こす時に、テンション上げてみました。
「かっこいいにいに~♡かわいいムスメちゃ~ん♡お、は、よ~~~☆」
朝ですからね、体力まだありますから、テンション上げることもそれほど難しくないです。子どもたちの寝顔はかわいいですから、本心で、子どもたちのこと、かわいいかわいいと言えます。
夜、寝そうな時にチューしたら起こしてしまいそうですが、朝は起こすことが目的なので、ホッペにおでこにチューしまくりです。(すぐ後で顔洗いますしね)
子どもたちも、ママのテンションにニヤニヤしながら、「もう、しょうがないな~」と、むくりと起きます。
「早く起きなさい!」と怒鳴って起こすよりは、何倍も、何十倍も何百倍も、いいはずです。
なにより、一番の効果は、「朝イチにこんだけやっとけば、今日1日OKかな」って思えることです。
少なくとも、子どもが寝てしまってから、「起きてる時に、大好きだよって、伝えられなかった」と、後悔することは、ないんです。
子どもに、大好きだよって伝える、最重要事項。
1日の最初に持ってきた方が、ラクかなって思っています。
著者:うだひろえ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:5歳と3歳
マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。5歳男児&3歳女児の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ 流し中。
website:http://umeyon.net
最新刊:「伝えるチカラを身につけたらダメ旦那が稼げる男になりました」
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