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生活を整え、夫婦で不妊に向き合って…でも、いつまで治療するの、どこまで頑張るの?

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私は24歳のときに結婚をしました。

結婚直後は「まだ若いし、子供はまだいいかな。生理周期が安定してるからすぐできるだろうし!」と考えていて、主人と話し合いをして子供ができてもいいと思えるまで避妊をすることに。

 

結婚3年目に周りの友達の結婚、出産ラッシュ。友達がママになり、すごく幸せそう。

私も子供がほしいと思うようになり、妊活を始めることにしました。

最初にしたことは排卵日にタイミングをとる、葉酸サプリを飲む、風疹の予防接種を夫婦で受けに行くこと。

タイミングをとった2回目、生理が3日遅れたのでフライング検査をすると薄っすら陽性!しかし、2日後に生理がきて科学流産に。

そのときの気持ちは「残念だけどまたすぐに妊娠できるだろう」でした。

 

科学流産をきっかけに、本を読んだり妊活アプリを利用して妊娠するための知識をつけていきました。

規則正しい生活、適度な運動、節酒、カフェインを控えるなど健康的な生活を心がけることに。毎月のようにフライング検査をして、毎回陰性‥。がっかりして何度も涙を流しました。

一回は陽性が出たのに、なんで妊娠できないの?友達はすぐに妊娠しているのになんで私だけ?と、負の気持ちが大きくなっていく。

今までは友達の妊娠報告が嬉しかったのに、ストレスを感じるように。

 

妊活を始めて1年。不妊外来に通うことを決意しました。

夫婦で病院に行き、中に入るとたくさんの患者さんがいてびっくり!悩んでいるのは私だけではなかったんだ。

先生からカウンセリングを受け、検査を始めていくことになりました。

 

主人は精液検査の結果、問題なし。私は血液検査の結果問題なく、卵管造影検査も卵管が詰まっていないことがわかりました。

主人と話し合い、タイミング法を3回行って妊娠できなければ人工授精をすることにしました。

タイミング法のときの通院は月に1回程度。あまり負担を感じることなく通院することができていました。

タイミング法を3回行っても妊娠せず。卵管造影検査後の6ヶ月間はゴールデン期間と聞いていて期待をしていたため、すごくがっかり。

この頃から「私は妊娠できるのか?」と真剣に悩むようになりました。

 

人工授精を踏み切って1回目のチャレンジ。

主人は仕事のため、病院には一緒に行けず。採精カップに精液を取ってもらい、私が病院に持って行くことになりました。

名前を呼ばれ処置室に入ると、待合室や診察室とは違う無機質な独特の雰囲気に圧倒される。ここで今から治療するんだ‥と思うと緊張感が高まる。

先生が入室し、開口一番、

「旦那さんの精液量、運動率に問題がある。この数値だと体外受精レベルで、自然妊娠や人工授精では妊娠できるのはほぼ不可能」

と伝えられました。

頭をハンマーを叩かれたような衝撃。数ヶ月前に受けた検査では問題なしと言われたのに、どうして急に検査結果が変わるんだろう‥。

そのあと先生に色々言ってもらったことはほとんど頭に入らず、初めての人工授精は終了。

自宅に帰ってから、精液検査の結果を主人に伝えるかどうか悩みました。ナイーブな部分だし、夫婦と言えど医者ではない私が伝えていいのかどうか。検査結果に傷つくかもしれないと思うと、伝えることができませんでした。

 

翌月、2回目の人工授精にチャレンジ。この時も主人は仕事のため、1人で病院に行くことに。

処置室に呼ばれ、先生を待つ間「前回の精液結果はたまたま悪かっただけ。今回はきっと大丈夫大丈夫‥」と何度も言い聞かせました。

先生から精液検査の結果を聞くと、「前回よりはマシだけど、人工授精で妊娠するのは厳しいかも。この数値で妊娠した人もいるけど、ほとんどいない」と。男性の不妊外来を受診するように勧められました。

人工授精の処置が終わり先生が退室後、検査結果を受け止めきれず涙が溢れる。

看護師さんに「検査結果は体調とかによって変わるから。あまり悩みすぎないで。」と励ましを受けました。

もう主人に黙っているわけにはいかない。言いづらいけど伝えなきゃ。なんて言えはあまり傷つかずに済むんだろう。

私も妊娠できないことで悩んでるからこそ、主人も同じように悩んでほしくない。傷つけたくない。考えても考えても上手く伝えられそうにない。

 

主人の帰宅後、「なかなか妊娠できないから、私だけではなく一度旦那さんも不妊外来を受診したらどうですか?と提案されたよ」と言いました。主人は「そうなんだ。じゃあ一回行ってみないとねー」と、あっさりと男性不妊外来を受診することを承諾。

このことがきっかけで主人も妊活を意識し出したのか、10年以上吸っていたタバコをやめて禁煙を始めました。今までも主人は協力的でしたが、どちらかというと私が我慢すること頑張ること多かったです。

しかし、禁煙を始めてくれて同じ方向を向き努力していくのが目に見えて、とても嬉しく感じました。1人で頑張らなくてもいいんだと。

結局、2回目の人工授精も妊娠に至らずに終わりました。

 

人工授精2回目から1ヶ月休み、3回目の人工授精にチャレンジすることに。男性不妊外来をやっている日だったので、主人は有休を取ってくれて一緒に病院に行きました。

1回目、2回目は自宅で採精しましたが、今回は病院の採精室を利用。名前を呼ばれ、処置室に入りました。

先生から今回の精液検査の結果を聞くと、自然妊娠も望めるレベルで数値がよくなってるとのこと!私も2個の卵がいい感じに成長していて、今回こそ妊娠できる!とすごく期待して治療を行いました。

主人にもこのことを伝えたら、大喜び。これで私たちも親になれる、と。

 

人工授精後に高温期14日目にフライング検査をしてみると陰性。

卵が育っても、精液検査の結果がよくても妊娠できるわけじゃないんだ。

もうどうしたら妊娠ができるかわからない。

食事、運動、睡眠など気をつけているし、これ以上何を頑張ればいいの?

どんどん荒んでいく心が自分でもわかりました。

 

いつまで治療をやるのか。治療をやらないと不安、だけど治療を続けることがすごくストレス。

周りの友達はすぐに授かった子が多く、私の悩みをわかってくれる人はいない。

実母には心配をかけたくなくて不妊で悩んでいることを伝えていなかったので、早く孫が見たいなどプレッシャーをかけられてました。

母は私の地元の友達が妊娠したことを耳にすると「あんたのほうが早く結婚したのに、負けたね」と嫌味を言うこともしょっちゅう。実母の言葉に何度も何度も何度も傷つきました。

3回目の人工授精の結果がわかったあと、もう傷つきたくなくて友達と実母とは少し距離をとることに。

 

3回目の人工授精から2ヶ月休み、4回目の人工授精をチャレンジすることに。

2ヶ月治療を休んだ理由は私の仕事が休めなかったこともありましたが、人工授精をしてもどうせ妊娠できないだろうとネガティブな気持ちが大きかったからです。

休んでいる間に主人と今後の治療について話し合いました。

私は人工授精で妊娠するのは厳しいと思うから、早く体外受精をしたい。

主人はお互いにこれと言って悪いところが見当たらないんだからもう少し人工授精でいいのでは?と。

2人の意見の折衷案で、人工授精は6回まで、それ以降は体外受精にステップアップすることを決めました。それから4回目の人工授精の予約を入れることに。

 

今回は人工授精を行う日が土曜日ということもあり、主人も一緒に病院に行ってくれることに。

精液検査の結果は良好で、卵も成長してくれていました。結果は嬉しかったですが、気持ちはもう体外受精に向いてたので、帰りに体外受精の説明会の予約をして帰りました。

いつも高温期に入ってからは、ネットで「高温期◯日目 症状」と検索していましたが今回は全然調べず。病院で処方された薬を飲む程度で、それすら飲み忘れるとこも。

高温期11日目に飲み会の予定だったので、一応フライング検査をしてみることにしました。どうせ妊娠していないだろうけど、妊娠検査薬も余ってるから確認だけ。

検査をしてみると真っ白で、やっぱり陰性かぁと。1分後捨てようと思い、もう一度見てみると薄っすらと線が‥!

妊娠しているかもしれない!

寝ている主人を起こし、妊娠検査薬を見せて2人で大喜び。妊娠がわかったのは28歳の夏、結婚5年目になる直前でした。

赤ちゃんは順調に育ってくれて現在妊娠9ヶ月です。

 

妊娠するまでの期間は約2年(通院は1年)。治療費は夫婦でトータル20万円程度かかりました。

不妊治療を続けるにあたって、夫婦での話し合いは必要不可欠だと感じました。

お互いにどういう風に妊活をしていきたいか、もし意見が違う場合は、どのように歩み寄るのか。話し会うことはたくさんあります。

同じ方向を向かって努力することで夫婦の絆がより深まったように思います。

不妊治療を行ったことで辛いことがたくさんありましたが、人の痛みに前より敏感になったり周りの人に感謝の気持ちが持てるようになりました。

これからも妊活をした経験を忘れずに生きていきたいです。

著者:まゆ

結婚5年目、現在29歳です。

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