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カナダの幼稚園事情、幼稚園で留年あり?留年3条件が揃った長男の場合

長男は現在4歳4ヶ月、去年の9月から日本でいう年中組に通っています。月から木曜日までの午前のクラスに通ってます。

カナダの幼稚園は、基本トイレトレーニングを終えたことと、その年にその対象年齢になること(9月から新学期だけど、その年に5歳になるのであれば年長クラスに。つまり1月生まれが月年齢として一番年上)を条件に、3歳(年小・Preschool)、4歳(年中・Preschool)、5歳(年長・Kindergarten)と別れています。(発達障害障害の子供は条件を満たしていなくても入園できる場合があります)

3歳児クラスは3時間の授業を週に2〜3回、4、5歳児クラスは午前か午後の3時間の授業を週に4〜5回となります。(私立公立や地域で異なります)

カナダでは年長からが義務教育のため、公立の幼稚園は小学校の校舎内にあります。

 

長男が幼稚園に入る前に言語発達が気になり、かかりつけのファミリードクターに相談し、子供の発達を調べたりサポートしてくれる機関へ紹介状を書いてもらいました。

言語発達遅れの診断をもらい、言語療法も受けました。

幼稚園に入ったと同時に、学校に専属している言語療法士が長男を受け持つことになりました。

それと同時に、発達障害発達遅れの子供をサポートする療育のプログラムにもお世話になることに。

他の子供達と一緒に授業を受け、途中で抜け出して言語療法士の先生と言語の練習をするという感じです。

 

滑舌が悪く、バイリンガル、イライラすると口より手が出てついでに頑固な我が長男。

保育士の私は問題児(英語だとchallenging)だろうと予測。だけど、先生達(担任+アシスタントの先生5人。アシスタントの数はそのクラスに在学する発達障害発達遅れの生徒の数によって変わる)の根気強いご指導と、お友達との毎日で、この半年で大きく成長しました。

まだ滑舌が悪かったり頑固で癇癪も起こしますが、学校では思ったよりもきちんと頑張ってると安心し、1月にあった年長組の申し込みも何も悩むことなく済ませました。

 

ところが申し込んだ次の日、長男のバックパックに入ってたのは年中組の申込書。

その週の金曜には言語療法士から直接電話があり「9月からのことはどうお考えですか?年中組をもう一度受けさせますか?お子さんは、言語発達遅れで遅生まれで男の子(女子より成長が遅い)ですのでお勧めします」と。

9月以降は遅生まれで、親の希望によっては学年を遅らせることができるとは知っていましたが、長男はその必要はないと思ってたので不意を突かれました。

 

年長組に申し込んだこと、旦那ともう一度相談すると言って電話を切りました。

それからは周りのママ友や先輩ママに相談して、「まだ6月いっぱいまで幼稚園はあるし、家でも言語療法の練習も頑張れば間に合。」と信じ、申し込みはそのままにしました。

そして2月に、療育プログラムの生徒の保護者対象の個人面談がありました。

プログラム担当、担任、言語療法士とです。

前回は長男の担当のアシスタントの先生も同席でしたが、いなかったのでそれも成長の証として嬉しく思いました。

9月までにどう準備していけばいいかアドバイスを貰おうと思っていたのですが、期待は外れ結局もう1年年中組を勧められたのでした。

確かに問題行動(カッとして手が出るなど)や言語発達は改善してきているが、遅生まれで言語発達遅れで男の子という三拍子、留年する条件が揃っていました。

先生達は長男がこのままKindergarten(年長)に行った場合、周りとの差がすぐ出ていいスタートができない、いいスタートができないとその後の学年の学校生活にも影響するから、もう1年Preschool(年中)で先輩の立ち位置で自信を増やしてあげて年長組にと。

何度も「いろいろ改善してます。頑張ってます。だから無理をさせてかわいそうな思いはさせたくないのです。個人のペースに合わせてあげたいのです」と。

ここでは1学年留年したとしても進学や就職には不利にはならない世ではあります。

そこは心配ではありませんでしたが、親心としては残りの学校生活での成長を信じ、今一緒に毎日を過ごす友達達と進級して励みにしてほしい。

先生方は年中組の申し込み期日は終わったが、療育プログラムの生徒専用の枠が一席空いてるとも教えてくれました。それと進級したら、療育プログラムのサポートが減る可能性があると。そして遅生まれの自分たちの経験談も。

 

この日は旦那とまた話し合い、早急に報告するといい面談を終えました。

面談室を出たら担任が追いついてきて、落胆の色を隠せない私を励ましてくれました。

「保育士として先生方の言うことはすごく理解できるけど、親としては…」と本音をつぶやいてしまいました。

もちろん長男を年長に通わせる権利はまだあります。新学期までにおおきく改善できて準備に間に合う可能性はあります。

ただそれは親の都合だと気づいたのは2、3日経ってでした。

9月までのまだ見ぬ長男を予想するより、今の長男と課題を見つめて最善の将来の環境を整えてあげようと気づけました。いや、分かってたけど踏ん切りがつかずでした。

仲のいい友達に置いていかれる感を経験させたくない親の思いがあったけど、私個人の思いより「進級させたら苦労させる、その苦労が悪い結果になるかも」という目の前の事実が大事だと思い、「俺たちも頑張ってサポートすれば9月までに間に合う」という旦那にも面談のことと自分の意見を話し了解を得て、年中組在留の手続きをしました。

 

希望的には年長クラスを2年してもらいたいのですが、それは学校の意向で認められずとの事でした。

でも、先日あった学校の春の発表会でクラスメイトと並ぶ長男はやはり体格も周りより小さく、体の成長は頑張っても無理だもんな、小柄で言語発達遅れのハンデは確かに苦労しちゃうなとぼんやり思いました。

9月になって仲良しの子は進級して自分は残ったとどう反応して、その長男をどうサポートしていくか先生方と協力して頑張ろうと思います。

著者:ハチママ

カナダの田舎町、日本人旦那、長女6歳、長男4歳、2016年11月生まれの次男の5人暮らし。あ、柴犬も飼ってます。

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