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産婦人科に勤務していた私。妊活中に妊婦さんのお腹に触れた時の、複雑な気持ち

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私は現在30歳で妊娠29週、8ヶ月です。結婚したのは夫婦共に26歳の時で、それから1年程は避妊をしていましたが、2人での生活や新転地での仕事にも慣れた頃から子供を意識して夫婦生活をおくるようになりました。でも一向に子供を授かる気配がありません。もしかしたら不妊かも。まだ27歳でしたがそんな不安がすぐに頭に浮かびました。それというのも私の仕事場が不妊治療を行っている産婦人科だったからです。

 

自分自身が治療を始める前から、妊婦さんと接する機会はありました。腹囲を測ったり、NSTをつけたり。治療を始める前は、素直に「おめでとうございます」とか「赤ちゃん動いてますね」など、自分まで幸せなほっこりとした気持ちになっていたものです。

しかしいざ治療を始めると妊婦さんに対して羨ましいという感情が頭から離れなくなってしまいました。仕事で忙しく働いている時はまだ良いのですが、自宅に帰ると急に涙がこぼれます。検査の時に触れた妊婦さんのお腹の感触、幸せそうな笑顔。思い出すとたまらなく悲しくなりました。なんで自分は授かれないのか、私もあんなふうに大きなお腹をなでたい。辛くて辛くて苦しかったです。

 

その逆に、不妊治療に通っている患者さんには自分を重ねて見るようにもなりました。結果が出なかった時の涙や不妊の検査や治療中の痛みに苦しげになる様子に、自分まで眉間にシワがよります。患者さんの治療で良い結果が出た時はもちろん嬉しかったですが、それもまた正直とても羨ましかったです。尿検査で妊娠反応+として出て来る青い線、妊娠した時に増加するホルモンの値、不妊治療を卒業して産婦人科部門で妊婦健診を受ける患者さんの幸せそうな顔。いつか絶対私もああなる、そう信じてぐっと口を引き結びながら仕事をこなしていた日々でした。

 

今は治療のかいあって、羨ましく思っていた妊婦さんのようなお腹に近づいてきています。仕事は結局、妊娠途中の切迫流産の症状のために辞めてしまいましたが、今は検査を受ける側です。病院側の考えも患者側の気持ちも分かるので、今は少しくすぐったい心境です。私が羨望の眼差しで眺めていた妊婦さんにも、幸せなだけじゃなくて不安な気持ちや悩みがあったりと色々なんだろうなと今では思うことができます。

仕事をしていた時は辛かったですが、きっといつか以前のような仕事現場に復帰し、これまでの経験を活かせるようになりたいです。その時を楽しみに、今は赤ちゃんとの未来を信じて頑張ろうと思っています。

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著者:Chokobo
年齢:30歳
子どもの年齢:妊娠8ヶ月

現在妊娠8ヶ月の主婦です。趣味は手芸と読書。ミシンでスタイを手作りしたり、編み物にも挑戦中です。夫と二人暮らしで、現在は庭のDIYをカメのようなペースで進めながら日々楽しくすごしています。生まれてくる子と庭で遊ぶ、そんな夢を夫も持ってくれているようで、頼もしさも感じている今日このごろです。

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