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初産!破水からの出産、里帰り出産の場合

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初めての出産。転勤族。里帰り出産を希望。

わたしにとって、今までの人生では経験したことのない連続だった。

赤ちゃんをお腹に宿して数ヶ月後に主人の転勤が決まり、もちろん一緒についていった。

実家からは車で6時間の距離。知らない土地での生活は不安も多かったが、市が主催していたマタニティスクールに積極的に参加した。

ママ友もできた。いまはお互いに子どもを連れて支援センターで遊ばせている仲だ。

 

妊娠中は後期まで特に問題なくお腹の赤ちゃんはスクスクと成長してくれた。

出産予定日1ヶ月前に、私は新幹線で実家へと帰省。

荷物は最低限にし、帰省前に自宅から実家へ必要なものは郵便で送った。

赤ちゃんグッズは帰省したのち、実家の母親に付き添ってもらいながらほとんどのものを揃えた。

 

帰省の際には里帰り出産に必要な書類等を、先に住民票のある市町村へ請求し実家へと持参した。

児童手当の請求書、妊婦健診の際に使用する補助券の償還払いをする請求書など、必要なものは事前に調べて準備しておくと、出産前や産後に慌てなくて済むと思ったからだ。

里帰り出産の場合、出生届の受理は出産した病院がある市町村で受け取ったあと、住民票のある市町村へと転送されそこで初めて受理となるので、期間内早めに提出して置いた方が、児童手当の請求手続きもスムーズに進むのでは、と思う。

病院にその旨伝えると、本来退院日か前日に受け取る出生届を早めに記載してもらうことも可能とのことだった。

 

いざ出産を迎えたのは予定日3日あとだった。

予定日1週間前から毎日欠かさずウォーキングをしたがなかなか赤ちゃんが下がらず、焼肉やオロナミンCなど色んな迷信も試したが、なかなか陣痛の気配がない。

しかしとある早朝。

熟睡していたのだが、なんだかお漏らしをしたような感覚になりハッと目がさめる。

ん?これは?

破水だった。

わたしじゃ判断できなかったため、産院に電話して確認。

すると破水の可能性があるから、入院の準備をしてゆっくり来てくださいとのこと。

入院用のバッグをふたつ抱え、母に産院へと送ってもらった。

破水したのが朝5時半、産院へ到着したのは6時過ぎだった。

このタイミングで主人へと電話。

たぶん今日生まれるかも、来てと伝えるといまから車で来てくれるとのこと。まだ実感ない。

 

入院手続きの書類を記載したあとは、個室へ荷物を運ぶ。

院内の施設設備の説明を受け、入院から退院までの書類をもらう。

それから分娩室へ行き内診。やはり破水だった。

子宮口はまだ1、2センチほど。とりあえず陣痛間隔を図るためにNSTをつけられる。

今の段階ではほとんど陣痛を感じない。

20分ほど測ったのち、破水からの出産は細菌感染のリスクがあるから歩行は出来ないとのことで車椅子に乗せられた。車椅子を押してもらい個室に戻る、朝7時。

 

一度自宅に戻った母が個室に来てくれる。ちょろちょろと破水が続いているのが分かる。

こんなに漏れて赤ちゃんは大丈夫なのかと心配になるが、助産師さんに大丈夫だからと諭される。

朝8時、朝食が運ばれてくる。フレンチトーストにポテサラなど、なかなかがっつり。

お腹空いていたのでペロリと平らげる。

病院食なのに美味しすぎて驚く。そして量の多さにも驚く。

バランスとカロリー計算がしっかりなされていて、参考にしたいと思った。

 

そうだ義実家にも連絡を、とこのタイミングでメッセージを送る。

夫からすでに連絡があっていたようで、頑張ってね!とのエール。

友人数人にも連絡をいれ、今日生まれるだろうから頑張るわと余裕しゃくしゃくに言ってみる。

この時点ではほとんど陣痛は感じない。本当に今日生まれるのか?と疑問さえ抱く。

 

朝9時。なんとなく痛みを感じて来た。助産師さんに、どうしても我慢できないときはコールしてと言われる。

とりあえず1時間おきに来るねと言い残し、母と2人話をしつつたまに来る痛みに耐える。陣痛間隔10分弱。

と、ここで産院の看護師さんより今日の出産から退院までの間、実習生がついて密着しても良いかとの話がある。

わたし自身も学生時代に何度も実習経験があり、大変さは理解していたので私なんかで良ければと了承する。

可愛い元気な女の子。のちに私より1つ下だと分かる。

よろしくお願いしますと、丁寧に挨拶してくれた。こちらこそどえらい姿を見せることになるかもしれないけど、よろしくね。

 

朝10時。夫到着。髪の毛を振り乱しバタバタと院内と走って個室へと入ってきた。

まだ産まれないから大丈夫だよー早かったね、と話す余裕さえあった。

しかし徐々に痛みが強くなり、このタイミングで母が病室から出る。

痛みに苦しむ娘を見たくなかったのか、わたしが苦しい姿を母に見せたくないのを察したのか部屋から出て行った。

あぁ、母親ってすごいなと強く思った。

内診で子宮口5センチ。ついに半分開いた。

もうすぐ赤ちゃんに会えるのかと思うと期待でいっぱいになったのと同時に痛みに耐えれるのかと、不安も押し寄せてきた。

 

それから痛みの波がだんだん強く押し寄せてきて、気づけばベッドの上で右に左に身体をよじらせていた。

朝11時。夫は痛みに耐えるわたしの手をただ黙って握っていてくれた。ベッドサイドの柵を折れるんじゃないかという勢いで引っ張っては力を抜く、の繰り返し。

陣痛間隔は5分くらいに感じた。内診で子宮口7センチ。うわぁ、痛い痛すぎる。

声を殺してもがく私に、苦しいね痛いねと助産師さんが声をかけてくれる。

その横で夫が腰をさすろうとしていた。しかし!いま腰はさすって欲しくない!

おなかがめちゃめちゃ痛い…腰は触らないで!

どうやら出産レポによくある腰をさする動作は私には禁忌だったようで、そんなこと知る由も無い夫は必死に腰をさすろうとする。

すると私の表情をみた助産師さんが、「あっ腰は違うんだね!うん、触らないから大丈夫!おなか痛いね」と気付いてくれた!

えっ何も言ってないのに何で分かるの?!神か!と思った。笑

逆に夫にキレそうになったが、いま思えば分からなくて当然だったと思う。

さすが他人の出産を何度も経験している助産師さんは凄いと感心した。実際はそんな余裕なんて無かったけれど。笑

 

12時。内診で子宮口全開!どうしよう!痛い!痛すぎる!

助産師さんに「よく頑張って耐えたね!大丈夫!もうすぐ赤ちゃん産まれるよ!赤ちゃんに会えるよ!分娩室に移動しましょう」と言われ、車椅子に乗ってと言われるが、痛すぎて身体を起こせない。

痛みの波を待ちながら一瞬の隙に身体を起こし車椅子に乗る。汗が止まらない。息があがって苦しい。

途中待合室にお母さんが見えた。あっ、お母さんと声に出したかったが出なかった。お母さんが遠くで頑張れ!と声をかけてくれたのが聞こえた。

ありがとう、私頑張るよ!お母さんもこんな痛い思いして私を産んでくれたんだね、と涙が出そうになった。

 

痛みの波を見ながら分娩室の分娩台へ上がる。

ここからは自分自身では10分くらいな気がした。必死に痛みに耐え、波が来たらいきむ。そして力を抜き、助産師さんの合図でまたいきむの繰り返し。

右手には実習生、左手には夫。ふたりが一緒に声をかけてしっかり手を握ってくれた。うちわで扇いだり、お茶を飲ませてくれた。

 

足が震える。震えが止まらない。身体中から汗が出る。冷や汗のような感じもする。頑張らなきゃ、でも苦しいよ。本当に産まれるのかな、そんなことばかりを考えていた。

何度も何度もお尻を押してもらい、呼吸を整えた。

ついに助産師さんが、 あたま見えてるよ!あと少し!と言ってくれた。ここで折れかけていた気持ちが震え立つ。

あと少し!頑張らなきゃ!必死にいきむ、逃すの繰り返し。陣痛が来るたび必死にいきむ。あとちょっと!髪の毛が出てるのが自分でも分かる!ふーふーはー!!!

3回強くいきんだあとだった。

 

どぅるんっ!!!!!

!!!!……ふぎゃ。みぃー!!!

子猫のような可愛い産声が聞こえた。

あっ、、産まれた。。産まれた。

両側の夫と実習生が泣いている。産まれたよ!おめでとう!みんなが声をかけてくれた。

わたし、コンタクトは外している。メガネは病室。うん、まったく見えない。笑

助産師さんが笑いながら胸に産まれたばかりの我が子を乗せてくれた。抱かせてくれた。真っ赤な顔をしている、ふにゃふにゃの女の子。とってもあったかい。とっても柔らかい。そしてとっても愛おしい。

あなたがずっと私のおなかの中にいてくれたんだね、本当に本当にありがとう。

これから、よろしくね、わたしがママだよ。そう心から思った。

 

出産まで6時間弱というスピード安産だった私。

里帰り出産は移動中のリスクや手続きが面倒だったりもあるが、わたしは自分の生まれ育った街で自分が大好きな人たちが近くにいてくれるから安心して出産を迎えることが出来た。

これから里帰り出産をしようか悩んでいる方がいたら、自分がリラックスして出産に臨める環境を一番に優先して欲しいなと思います。

 

我が子は本当に格別に可愛いです。子育てができる今日という日を、これからも毎日噛み締めていきたいと思います。

著者:るりママ♪

転勤族の妻、一児の母です(*^^*)

楽しいことや新しいことが大好き!

楽しいことから始めよう!がモットーです♪

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