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胎児のしゃっくりが気になって眠れない!長距離フライトで疲労困憊の12時間

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初めて胎児のしゃっくりを感じたのは、妊娠6ヶ月頃だったと思います。トゥクン、トゥクンと規則的な振動を感じ、お腹の上からもそれは触ればわかりました。7ヶ月に入ったら、イタリアから日本へ里帰り出産するため夫と離れて暮らすので、その前に夫に可愛い胎動を感じてもらうことができ嬉しく感じていました。

微笑ましく思っていたしゃっくりですが、なぜか日が経つにつれて頻度が増え、やむまでの時間も長くなっていきます。

日本へ帰国する飛行機の中でのこと。客室乗務員の方々は妊婦の私を気にかけてくれ、毛布はもっといるか、温かい飲み物はいるかと優しく接してくれます。私は私で、本や動画、快眠グッズなどたんまりと持ち込み、来る12時間の長距離フライトに備えていました。

しかし、妊婦に頻尿や体のむくみは付き物。どんなに便利グッズを用意していても、トイレを気にして水分は控えめにしたり、体温調節がうまくいかないせいか暑くなったり寒くなったりと、なかなか寝付くこともできませんでした。体勢が辛くなったら立ち上がり少し歩いたり、簡単なストレッチをしたりして、ごまかしながら時間をやり過ごします。

そうこうしているうちに、やっと眠気が訪れ目を閉じると、小さくお腹の中で「トゥクンッ」と振動が…。すぐに胎児がしゃっくりを始めたことを理解し、あ~あ、と落胆する私。私はこのしゃっくりが始まると、なかなか寝付けないのです。それでも最初は、仕方がないな、といった感じで苦笑していました。お腹で赤ちゃんが呼吸の練習でもしているんだと思うと、可愛らしく感じられました。

それから2時間ぐらい経った頃でしょうか。やっとしゃっくりがおさまると、今度は私に尿意が訪れ、食事の時間にもなり眠気はまたどこかへいってしまいます。そして再度、動画を見たりストレッチなどで必死に時間をつぶしにかかり、やっと眠くなってきたら、それを見計らったように始まるしゃっくり…。

そんなことを繰り返し、4回目のしゃっくりのあたりでは「もう勘弁して」と胎児に念を送っていました。眠いので本や映画は頭に入ってきませんし、機内をうろうろするのも、辛い体勢に耐えるのにもうんざり。「いい加減眠らせて!」と胎児を恨めしく思っても、規則正しくしゃっくりは続きます。

あんなに可愛く感じていたしゃっくりが、まるで私に恨みでもあるように繰り返されるので、どうすることもできず疲労ばかりがつのりました。気付けば長かったフライトも残り1時間半......ここで眠れたとしてもすぐに起きなくてはならない時間です。

結局、私が眠るのをあきらめたせいか、胎児のしゃっくりもピタッとおさまっていました。あのときの何とも言えない気持ちは忘れられません。日本に着いたときは寝不足と疲労でフラフラの状態。迎えに来てくれた母に最初に言われたのが「なんか老けた?」でした。私は「ええ、そうでしょうね」と、半分白目で答えたのを覚えています。

しゃっくりが始まったときはとても嬉しかったのに、こんなに困らせられるとは思ってもいませんでした。

著者:tarako
年齢:20代後半
子どもの年齢:10ヶ月

イタリアで0歳児の育児に奮闘中です!日本との違いに戸惑うこともありますが、基本はのんびり笑って過ごしてます。ストレスがたまったときは、生ハムとチーズを食べまくります。

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