転勤族で田舎に住むこともある我が家は、基本的に車移動。 しかし、まだペーパードライバーを脱却したばかり頃、 所用で1歳の長男を連れて都内の実家へ帰ることになりました。一人で高速を運転するのが怖すぎて、電車を利用することに。
子供が生まれてから初の子連れ電車移動です。
「ラッシュ時にベビーカー広げるな」
「赤ちゃんが泣いてるのが煩わしい」
「子連れに意図的に攻撃してくる変な人がいる」
等々…怖い話をたくさん聞いていたので、警戒心剥き出しで挑んだのです。
しかしそのトゲトゲした心構えは一歩めから緩和されることに。
女性に声をかけられました。
その後も、
とても驚いたことに、ネット上で読んでいたような 「嫌な思い」は一度もせずにすみました。 それどころか、乗り換える度に人の親切に触れる。 こんなこと、初めて経験しました。
そして同時に、学生の頃の自分を振り返りものすごく反省したのです。 社交性がなく人見知りが激しい私は 子連れの人にここまで親切にしてあげたことはありませんでした。 いや、むしろ「見えてすらいなかった」と思います。
立場が変わってから見えてきた世界。
これからは他の困っている人に恩送りできるよう、 周りに気を配れる人になりたいな、と思った電車デビューとなりました。
著者:ゆむい
年齢:29歳
子どもの年齢:5歳・2歳
イラストレーター。やんちゃ盛りの兄弟の様子をほのぼの漫画で描いています。
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