こんにちは、斗比主閲子です。
ゼクシィBabyでの連載は月一程度で、そんなに頻繁ではないのですが、何を書いたらいいか悩むことがあります。
というのも、私の子どもが生まれたのはもう何年も前なので、妊娠・出産で何があったかを徐々に忘れていっているから!
何か皆さんが楽しめるネタがないか頭を捻りながら、当時のマタニティダイアリーを見ていたら、「ああ、こんなことあったあった!」と一時間ぐらいが経過していました。まるで、大掃除のときに昔好きだった小説や漫画に出会ったような感じです(笑)
マタニティダイアリーをすでに書いている人も多いでしょうが、まだの人にお勧めするために、今回はマタニティダイアリーを紹介してみます。
マタニティダイアリーは妊婦向けの日記
マタニティダイアリーとは、妊娠期に特化した日記です。妊娠週数や体重やウェストサイズなどが記録しやすいのが、普通の日記と違うところです。
妊娠したことが分かったとき、パートナーと「たぶん、初めて体験することばかりだから、せっかくだし記録つけようか?」と思いたち、こちらの本を取り寄せました。
『はじめての妊娠・出産安心マタニティブック』
私がこの本を選んだのは、母体と赤ちゃんに関する日々の情報が充実していたからです。
ほら、妊娠中はあれを食べたらダメだとか、こんなことを気をつけたほうがいいとか色々言われますよね? そういうアドバイスは適切なものは頭の中に入れておいたほうがいいんだけど、本で読んだとしてもすぐに忘れてしまうところがあります。
この本は、その週数のその日には母子にどんなことが起きるのかが説明してあって、その下に日記スペースがちょこっとあります。この時期にどれくらいの人がつわりになるのかとか、子どもの大きさがどれくらいになっているのかなどなど、知りたい情報がタイムリーに提供されています。
自分の子どもの状態と常に比較できることで、これなら妊娠・出産関係の知識も定着しやすいかなと思いました。毎日手に取ることになるから日記をサボることもないだろうとも(笑)
今時は色々な種類のマタニティダイアリーが発売されているので、気晴らしに本屋さんにでも行ったときにお好きなものを選ばれるといいと思います。
ソナーの画像など情報を一元管理!
マタニティダイアリーで日記を書くときにお勧めしたいのは、産科医からもらえる超音波診断の結果を貼り付けたりして、妊娠・出産にまつわる当時の情報を一元管理すること。
日記に文字だけ書いていると味気ないというのもありますし、後から見直すときにも全部の情報がマタニティダイアリーにまとまっていると思い返しやすいです。
※我が家のマタニティダイアリー。夫婦で書き込みをしていました。
お気に入りのデカフェのパッケージを切り貼りしてもいいし、気晴らしに出かけた映画館の映画のチケットを貼ってもいい。
日記と同じといえば同じですけど、やはり妊娠中はちょっと特別ですから、色んな情報をまとめておくと後から楽しめます。
つらい時期は空白が多いけれどそれもご愛嬌
何もなかったり、逆につらすぎるときは日記に空白が目立つかもしれません。でも、それもご愛嬌ですよね。
後になって読み返すと、たくさん書き込んでいるときとのギャップは楽しいし、空白を見て「何もなかったんだなー」と思えたりもします。
どうしても何か埋めたければ、先ほど紹介したようにそのとき好きだったお菓子や飲み物のパッケージを貼って誤魔化してもいい。そんな断片的な情報でも後から見返すと当時の記憶が蘇ってきます。
一人で楽しむもよし、子どもとシェアするもよし
子どもが生まれるとマタニティダイアリーは終わりになります。でも、マタニティダイアリーが真価を発揮するのは子どもが生まれてからです。
怒濤の新生児期が終わり、夜泣きに苦しみ、離乳食に悪戦苦闘し、子育てが辛くなったときに、マタニティダイアリーを読み返すと「あんなに待ち望んだんだよな」と気分を持ち直すことができたり。
次の子が欲しいと思った時に読み返すと「産科の予約を早めにしておけばよかった」「すっかり忘れていたけど、つわりは大変だったな」などなど、喉元過ぎて熱さを忘れたことを思い出せたり。
私が好きなのは子どもと日記の内容を話すことです。
子どもは自分が胎児だったときのことを知りたがることがあるんですよね。そんなときにマタニティダイアリーを開いて、「写真を見ると小さかったのが分かるよね」「生まれてくることを楽しみにしてたんだ」と伝えます。
子どもにとっては何もないより断然イメージがしやすいし、親も何もないよりは話がしやすい。
もう妊娠後期の人は今更書くのはなと思うかもしれませんが、妊娠中のことをリアルに書けるのは今しかありませんし、思い出しながら書いてもいいですよね。
子どもが生まれてしまってからは振り返る余裕もない日々が始まりますから、書けるうちに記録をとっておくのはぜひお勧めしたいところです。
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斗比主閲子
プロフィールは『1976年10月3日生まれ、福岡県出身。旧帝大卒業後、一部上場の家電メーカーに就職。外資系含めて何度か転職した後、現在は某企業のIR部門に所属。2.5世帯住宅で、X人目の子育て中……』ということになっています。
電子書籍『 ぼーっとしている人が「自分の人生と向き合う」ためのQ&A30』をAmazonで好評発売中。
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