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退院の日。私と孫を自宅に送ると、父は、玄関先で引き止める間もなく帰宅した… by ユーラシア

こんにちは、ユーラシアです。

子供を産んで初めて親の気持ちが分かる、なんて言ったりしますが、 私は親になって数日、病院から退院した日だけで、母の苦労がとってもよく分かったような気がしました。
それは、父がまったく育児をしてこなかったことが分かったからです。


退院の日、病室でお昼ご飯を食べていると実家の父が迎えに来ました。
夫が仕事のため、父が送迎を買って出てくれたのです。 昼食の途中でしたが、「家に帰ってからもっと美味しいもの食べな」と言われ、病院を後にすることに。 

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家に着いた途端に泣き出す赤ちゃん靴を脱ぐ間もなく、戦いは既に始まっていました。 一瞬でわたわたする私に、父は玄関に立ったまま私に言ったのです。

じゃ、帰るから。大丈夫だよな? どうせ俺がいても何もできないしなあ」

引き止める間もなく、「何かあったら連絡しろよ~」と言い残して父は帰宅しました。 孫の誕生には大喜びしていた父ですが、育児の手伝いなんて全く頭になかったようで。 動揺しましたが、追いかける余裕はありません。

息子が泣いてるし!
まずは落ち着いて、とにかく授乳をしなきゃ。乳頭保護器どこだっけ!?
あっ、そうだ、オムツ替えないと!これ色が変わると替えないといけないんだよね?
ちょっと待って病院では布おむつだったから、紙オムツの替え方がよく分からない……!
こんな風にとにかく一瞬も気が休まることなくバタバタ部屋の中を右往左往。お昼過ぎに帰宅した私がイスに座ったのは、数時間後でした。さすがに退院日にいきなり一人育児は、私には無理があったようで……。

やっぱりあのとき、気なんて使わずに父を引き止めて、 遠慮せずにビシバシ指示を出して動いてもらうべきでした。 でも父は「俺は男だから赤ん坊のことなんて分からない」という風だったし、 もしお願いしても、それはそれで大変だったかも。

 

 

実際、私が覚えている限りでも、父は「家や子供のことは母親の仕事」と決めつけて、 育児という観点ではほとんど私達に関わってきませんでしたし。 私の中の父のイメージは、昭和の頑固親父さながらの怖くて厄介で、 上座にデーンと座っているだけの存在でした。 
父が育児に主体的に関わらなかったのは、生まれ育った環境や時代の影響が強いんだろうし、 世代の違う私が今さら責めるつもりはないのですが、 それでも母はさぞ苦労しただろうなあと……

 

 

そんな父ですが、私が里帰りしてからは少し変化が見られました

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リビングで泣き喚く息子を抱きながら、わたわたとミルクの準備をしている私を見て、 「俺がやるよ」と変わってくれたり、 息子の沐浴を買って出て、私を休ませてくれたりしたのです。

 

半泣きで育児に奮闘する私を見て、父なりに思うところがあったのかもしれません。 単に歳を取って丸くなったからかも。
あと30年早く気付いて、孫ではなく自分の子供をちゃんと面倒見てくれたらよかったのにと 思わなくもないですが、それは済んだことだから仕方ありません。母は気の毒ですが……。
でも、目尻を下げながら孫をあやしている姿は、母にとっても嬉しいものだったようです。 ようやく母の苦労が報われた瞬間だったのかもしれません。

 

幸い私の夫は育児にも積極的で、「俺は男だから~」という考えは持っておらず、 むしろ可愛い息子のお世話を楽しんでくれています。 面倒に思うこともあるようですが、息子の可愛さがそれを上回っている感じ。

夫を思いのままに動かし、さらに私の頑固父まで子煩悩に変えてしまう息子には驚きつつ、感謝です。

孫パワー、恐るべし

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著者:ユーラシア
年齢:30歳
子どもの年齢:1歳5ヶ月

2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。

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