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プロレスごっこ、絵本、エンドレスおしゃべり…。赤ちゃん返り中の息子との濃密な入眠儀式 by ヒビユウ

2人目が産まれてからの「寝かしつけ」。
それは、カスカスの体力を振り絞って挑む、1日の最後のビッグイベント。

寝ろと言ってもすんなり寝るわけありません。

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最強です。

明らかに眠そうなムスコに「ネンネしに行こう」と誘うと

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 「今日も夢にヒーローでてくるかな!一緒に怪獣と戦うのかな!?」
大好きなヒーローの話題をふって、なんとか寝室へ連行します。

しかし、ベッドへ行くとなぜか覚醒するムスコ。

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ダイナミックに遊びたいと言うので、数ヶ月のムスメをベビーベッドへ避難して、遊びます。こちょこちょしたり、プロレスごっこしたり…。(ありあまった体力を消耗したいのか?)

 

ひとしきり遊ぶと、次は、絵本を持ってきます。
よりによって文字数の多いやつ。しかもたくさん。こっそりページを飛ばして読むと、戻されます。

ムスメも同時に寝かしつけをしたいので、片手で授乳して、片手で絵本を持って読みます(プルプル)。

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遊んだし、絵本も読んだ!もうこれで満足しただろう!
強制的に電気を消して「はーい、もう寝る時間です、おやすみなさい!」

はい、寝ません。

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でも、付き合っていては翌朝起きれなくなるので「最終手段・寝たふり作戦」に出ます。そうすると、やっと、やっと、眠りについてくれます。

 

毎晩、初めから「寝たふり作戦」でもムスコは寝てくれたかもしれません。

でも、この時間には意味があったと思っています。

ムスコは、妹が産まれてからヤキモチをたくさんやいていて、それがイヤイヤを加速させているようにも思えました。どうしたら少しでも解消できるかを探っていったところ、寝る前にムスコと濃い時間を過ごすことにつながりました。

日中はムスメのことや家事で余裕がないけれど必要なことをすべて終わらせた夜は、ムスコと向き合えました。イヤイヤ期ムスコの安心した顔が見れる、大事な時間になっていきました。

 

寝かしつけに2時間かかることもあったし、いつまでこの長い夜が続くんだろうと、辛く感じることも正直ありました。

今日は本当に限界、ごめん、ママ寝ます!と先に寝る日ももちろんありました。

でも、いつの間にかそんな時期は去っていって…。

ムスコが幼稚園でめいっぱい遊んでくるようになった4歳の頃には、20時にはヘトヘトで、ムスコから寝に行こうと言うようになりました。

ムスコに手をやいていたおかげ(?)か、ムスメは一人で眠ることに慣れ、1歳を過ぎた頃から布団に入ったらすぐに寝てくれます。

子どもたちのかわいい寝顔を眺めながら、大きくなったなぁとほっぺをなでながら、わたしもウトウトと眠りにつく日々です。

>>次回エピソード:何てヤローだ、夏休みって奴は…!昨年の夏、廃人と化した私が書いた「夏休みの心得」とは by ヒビユウ

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著者:ヒビユウ

年齢:アラサー
子どもの年齢:4歳と1歳

三重在住。ムスコとムスメの日々成長する姿を絵日記にしてInstagramに綴っています。著書「hibi家のムスコとムスメ」が河出書房新社より発売中。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。