20代の頃からずっと早く結婚して、ママになりたいと思っていました。
しかし現実は、35歳で結婚し、3年経っても子宝には恵まれず、腰の重い主人をなんとか説得して不妊治療を始めました。
痛みに弱い私ですが、ベビちゃんを授かる為、排卵誘発剤の注射にも耐え、治療を始めて半年、人工授精3回目にして、初めて陽性反応が…。
ドキドキしながら病院に向かい、エコー写真を見るとなんと、卵が2つ!!二卵性の双子を授かることが出来ました。
39歳初産で、双子!!
不安もたくさんありましたが、妊娠中は信頼出来る整体師さんに骨盤の状態を見てもらい、その甲斐あってか、大きなトラブルも無く、なんとか37週を迎える事ができました。
病院からはなるべく帝王切開ではなく、経膣分娩で行きましょう!と言われていたので、促進剤を使い、計画出産することに。
入院を2日後に控えた日曜日の朝、違和感を感じ目が覚めてトイレに行くと、下着が濡れていました。
これはオリモノじゃないかも?と思い、すぐに病院に連絡をすると、まだすぐ産まれることはないと思うけど、とりあえず入院の準備をして来て下さいと言われたので、向かうことに。
準備をしていると段々痛みが…。
念のため陣痛アプリで測ってみると、痛みは3分おきに。
病院に着くまでの40分は本当に長く感じました。
ようやく病院に着き、内診すると、まだまだ時間はかかりそうだけど、たぶん破水したみたいだし、このまま入院しましょう!と言われました。
入院の準備をしていると、急に赤ちゃんの心拍が下がってきた為、緊急帝王切開に。
突然の事で何が何だかわからず、ただただ心配で涙が流れ、しかしそんな私をよそに急ピッチで準備が進んでいきました。
そして、手術台の上でいよいよ帝王切開を始めるという時に、最後の内診をすると、さっきまで全然開いていなかった子宮口が全開に。
これなら下から産める!!と言われ、帝王切開は中止に。
ものの10分もしないうちに手術室から出てきた私に主人もビックリでした。
すでに腰には部分麻酔を打っていたためいきむ事が出来ないので、麻酔が切れるまで待機となり、分娩室へ。助産師さんから「今、陣痛で物凄く痛いはずなんだけど、大丈夫?」と聞かれても麻酔で下半身が痺れ、全く痛みはありませんでした。
2時間ほど経ち徐々に感覚と痛みが戻り、会陰切開と吸引をすることにはなりましたが、1時間もかからず出産する事ができました。
助産師さんから「いきむのが上手ね!」と言われたのですが、これはヨガのおかげかも…。細かくいきむ場所を指示されてもちゃんと出来たのは、まさにヨガの呼吸法で意識する場所と同じだったから。
そして2人のベビちゃんは、お兄ちゃんが2,400g、弟くんが1,800gと少し小さく、出産後からすぐに弟くんは3週間ほど入院となりましたが、退院後はミルクも沢山飲み、今ではお兄ちゃんと変わらないくらい、すっかり大きくなりました。
なんだかドタバタの出産でしたが、結果、陣痛の痛みもほぼほぼ無く、これって安産なのでは?笑
ちなみに、この日はこの年一番のスーパームーンの前日で…。やっぱり月の満ち欠けと出産は関係があるのかなぁ~?と思ったり…。
なんにせよ、一生に一度のドラマティックな体験でした。
著者:まっきー
40歳
二卵性双生児の男の子の母です。
只今、老いと戦いながら、でも楽しむ事を目標に、がむしゃらに子育てしています。笑
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