それは予想外の展開でした。妊婦中はつわりもなく、私自身が少し太り過ぎなくらいでとても順調な妊婦生活を過ごしていました。
早く産まれてこないかな…と思っていた矢先、少しばかり尿もれのような感じがして病院に行ったら、前期破水と診断を受けました。
さぁ本陣痛へ向けてと意気込んでいた私ですが、急に周囲がどよめき始め緊急帝王切開に!
まさかの展開に驚く自分、わけがわからない夫。
自分の力で産めないのかと思った瞬間、急に悲しくなり泣いてしまった私…。
しかしそんな余裕はなかったのです。
赤ちゃんの心拍が痛みの後に下がるから赤ちゃんが苦しがっていると説明を受け同意し、急いで手術室へ向かいました。
何が何だかわからず、夫に「頑張ってくるね!」とも言えず…手術室に入った私は絶対に自分のお腹から出てくる娘を見ようと、麻酔のせいかとても眠気に襲われながら必死に絶えました。
とその瞬間、産声をあげる我が子。
涙をこらえようと思えば思うほど、涙が溢れて出てくる瞬間でした。
帝王切開で出産したと言うと頑張っていないように思われがちですが、自分のお腹を切って産むってすごいことだと今は思います。
帝王切開も出産に変わりないです。今は胸を張って、帝王切開で出産したと言えます。
著者:ブッチ
33歳で初産を経験
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