妊娠・出産・育児の情報サイト


こんなはずじゃなかった、、!!怒濤の年末年始!!

f:id:akasugu:20160829164102p:plain

交際9年目に結婚し、10年目に第一子を妊娠しました。

当時の私は販売サービス業の正社員で、かれこれ5年ほどまともな年末年始を過ごせなかったのですが、妊娠&出産を期に産休と育休をフル活用し、ついに合法的に年末年始を休めるぞーー!と喜び狂っておりました(笑)

第一子の出産予定日は12月の中頃でした。この通りに産めば年末には退院し、さらには産後の養生を言い訳に旦那の実家へも帰らずにすみ、(決して帰りたくない訳ではないんですけどね)自分の実家で紅白歌合戦でも見ながら年を越せるぞー!なんてわくわくしながら、11月から里帰りしていました。

 

ところが!!

予定日はあっという間に過ぎ、待てど暮らせど陣痛はおろかおしるしも来ず、近所のおばさん達にも「お腹が下がってないし、まだまだねー!」なんて言われる始末…。

気付けば12月28日になり、陣痛促進剤を点滴するため強制入院となりました。

 

それでも当時の私は呑気で、点滴すればすぐにでも産まれるだろうと思っていたのですが、結局そこから3日間、促進剤の点滴と陣痛に耐えることになりました。

入院3日目には陣痛もピークに達していました。なのになかなか産まれない事と、このままでは年を越してしまうんじゃないかというイラ立ちで、私はかなりナーバスになっていました。

看護師さんや助産師さんになぐさめられ、ようやく夕方にある内診でお産が進んでなければ帝王切開しましょうと言っていただけました!

この頃にはもう早くお腹から出したい気持ちが最優先で、手術が怖いとかどうとかそんな気持ちは微塵もありませんでした。

助産師さん達が病室をあとにした直後、もう出せる!陣痛ともおさらばだーー!という喜びのガッツポーズをしたことは今でも忘れられません(笑)

 

結局、夕方になってもお産は進んでいなかったので帝王切開に決まり、あれよあれよと手術室へ運ばれました。

旦那はかなり心配そうにしていましたが、私はお腹が軽くなる喜びでニヤニヤがおさまりませんでした。

 

始めに腰から麻酔を入れたのですが、あの麻酔特有の痛くないのに触られているのが分かる感覚は、いま思い出しても不思議で気持ち悪いです。

こんな風に眠ることもなく自分の意識がある中での手術は初めてなので、テンションがおかしくなった私は手術中ずーーっと喋りまくっていました。

もしかすると自分で自分の不安を払拭しようとしたのかもしれません。

そんな私の手を握りながら看護師さん達が話し相手をしてくださったおかげで、パニックにならずに済みました!

看護師さん、助産師さんて本当に尊敬します!!

 

手術開始から10分程で娘が誕生しました。

顔の横に連れてきてもらえたんですが、当時の私は自分の中に人がいたんだな~という不思議な感覚と、感動のないいたって冷静な自分にちょっと笑えてしまいました。

娘はすぐに旦那のもとへ連れて行かれました。

 

そこからが私にとっては本当の地獄でした…。突然の吐き気に襲われ、声も出せなくなりました。

必死に看護師さんに目でアピールし、吐いてしまうすんでのところで蚊の泣くような声で「は、、吐きそう…」とだけ伝えることが出来ました。

すぐさま点滴に何やら薬が注入され、自分の体内に流れ込む感覚がしたその瞬間、あの鬼のような吐き気が嘘のように治まりました!!

あの薬はなんなんだ!?っていうか、伝わって良かったーーー!!(あのまま吐いていたら、確実トラウマになってました)

そこから1時間ほどで無事に手術を終え、旦那、母、妹、義母と面会し、産着を着せてもらった娘との写真も撮ってもらい、2時間ほどの睡眠に入りました。猛烈に眠くなったので、麻酔かなにかだと思います。

 

それからは術後の痛みに耐える生活が4日ほど続きました。

なんせ切腹してますから腹筋に力が入ると激痛で、腹から笑えない毎日でした。

不幸にも年末年始なのでお笑い番組やバラエティ番組ばかりで、笑いをこらえるのに苦労しました。

結局、私が退院できたのは1月9日でした。

年末年始を病院で、しかも痛みに耐えながら過ごすという、当初とは思ってもいない状況になってしまいました。

「お産はナメたらえらいことになる。しっかり歩いて陣痛を呼び込め!」と11月の私に言ってやりたくなりました。

 

ただひとつ年末年始になって良かったことは、旦那が最初から最後まで出産に立ち会ってくれたことです。

仕事が休みの年末年始だからこそ出来たことだと思います。

さらには産後も病院に泊まり、私を労ってくれた事は一生忘れないと思います。

 

現在、その時の娘は無事に1歳を迎え、私は第二子妊娠中です!

今度は夏に予定帝王切開なので、今年は落ち着いた年末年始を過ごせそうです(笑)

ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事

【助産師監修】【母親学級・両親学級特集】今さら聞けない?お産の噂に一問一答でこたえます【助産師監修】【母親学級・両親学級特集】今さら聞けない?お産の噂に一問一答でこたえます最終回、第5回目は、お産にまつわる噂について。特に初めてのお産のときはどうしても気になってしまう様々な体験談や噂話…。しかし中には本当かどうかわからないことも。みんなの素朴な疑問に助産師がお答えします。…

著者:にゃんこ

1歳の娘と同い年旦那の3人暮らし。

育児休暇真っ最中のアラサー女。第二子妊娠中。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。