私の生理周期は28日。
毎月ほぼ規則正しく生理がきていたことから、そのうち妊娠できるだろうと思っていました。
ところが半年、1年が過ぎても妊娠しません。
自分が思っている以上に妊娠できないことから、自分に何か問題があるのでは?と心配になってきました。
生理開始日から16日後。排卵期に突入し、いつものようにタイミングをはかるときがやってきました。
そのころ、目を疑うような心配な出来事があったんです。
トイレへ行くとショーツに茶褐色の出血が付着しています。
量は少なかったため、気のせいかな?と思っていたのですが、翌日も同じような出血が見られました。
今まで無かった症状に「もしかして病気?だから妊娠できないのかも」と不安に。
そこで初めて産婦人科へ足を運びました。
待合室で待っていると、お腹を大きくした妊婦さんたちがたくさん。
私もいつかあんな風になれたら…と思うばかりでした。
妊娠する以前に身体に異常があってはどうもこうもならない。
そう気持ちを切り替えて待つこと30分。
自分の名前が呼ばれ、案内された部屋は未体験の検査台室でした。
内診にド緊張で身体はガチガチ。足を開いた状態で診察を受け、モニターに映し出される子宮を初めて見ました。こんな風に映し出されるんだと最近の医学には感心です。
念のため子宮がん検診も受け、無事に診察が終了。
結果、特に異常は認められませんでした。
ではあの出血はなんだったのか。
先生の話によると排卵時期に見られる「排卵出血」の可能性があるとのこと。
排卵出血の特徴的な症状として出血量は少な目で、期間も1~3日程度と言っていました。
まさしくその症状でした。出血の色は、私のように茶褐色だったり鮮血、黒っぽいなど人によって違うよう。
特に問題がないことを知って、緊張の糸がほぐれました。
排卵出血を経験する人は全体の5%前後だそうで、誰もが不正出血では?と心配するそうです。
また排卵日に出血する理由は2つあることも教えてくれました。
一つ目は一時的にホルモンバランスが崩れることで子宮内膜が剥がれて出血すること。
もう一つは排卵して卵が卵巣を破って出てくる衝撃で出血が見られることです。
私の場合は排卵する前ごろに出血が見られたので、子宮内膜が剥がれたことによる出血だったんだと思います。
こういった原因が分かると、とても安心できます。むしろ自分の身体のなかで何が起きているのか気づくきっかけにもなると思いました。
排卵出血が見られたのは1回だけでした。たまたまだったのか、もしくは今まで気付かなかっただけかもしれません。
思いもよらぬ時期に出血を見て恐怖でしたが、ささいなことでも病院で相談をすることが大切だと感じました。病気が潜んでいる可能性もゼロではないからです。
自分の身体を守るため、いつもと違う症状を感じたら迷わず病院を受診しようと思います。
著者:ビロード
年齢:36歳
子どもの年齢:3歳、6歳
やんちゃ盛りの6歳男児とおっとりした性格の3歳女児を育てています。子どもが何歳になろうと、育児の悩みは尽きないものだな~と感じる毎日を送っています。2人目の出産直前までフルタイム勤務をしていたため、仕事と育児の両立の大変さも経験。現在は専業主婦であり、働くママと専業主婦両方の大変さを身に染みて感じています。
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