私が確実に胎動だ!と感じることができたのは、臨月に入ってからとかなり遅くなってからでした。
それまでは、赤ちゃんは元気なのかと不安に思う日々だったので、胎動を感じた時は、涙が出るほど嬉しく安心しました。
この初めて感じた胎動が、しゃっくりだったようです。
それから毎日のように頻繁にしゃっくりを感じるようになりました。
最初は嬉しさから、何も気にせずただ愛おしく思っていたのですが、数週間経ったころ、ふとあまりにも続くしゃっくりにまた不安になってしまいました。
何か胎児に悪い影響があるのではないか?と思いはじめてしまい、不安はどんどん増えていくばかりでした。
母親に相談してみると、大丈夫だからと適当に返されてしまいます。
たしかにそんなに重く考える事ではないと分かっていたのですが、長い時間続く振動に、赤ちゃんが苦しくてしゃっくりをしているような気がしてしまい、心配でしょうがなかったです。
そして、いてもたってもいられなくなり、もしかしたら呆れられるかもしれないと思いながら妊婦健診の時に医師に相談してみました。
案の定、笑われてしまい「大丈夫ですよ。お母さんは本当に赤ちゃんの事が大事なんですね」と言われました。
聞けば、しゃっくりは、赤ちゃんが呼吸の練習や羊水の中の異物を吐き出しているのだとか。
同じ事を聞く人が結構いるとも聞きました。
こんなにも不安なのは自分だけではないんだ、と思いました。
それからは再度すっかり安心して、しゃっくりを感じる度に、元気な証拠だと思うようになり、毎日嬉しくてしょうがなかったです。
しゃっくりを毎日のように感じる自分は幸せ者なんだなあ、と思いました。
今思えば、ちょっとした事でも気になる事があればすぐに話してみるべきだと思いました。それも親や友人ではなく、ちゃんとした知識を持っている病院の先生に聞けば、一瞬で不安がなくなるのです。
ただでさえ毎日のように不安な妊婦生活。
もう少し早く勇気を出して相談してみれば、もっともっと気楽に楽しめたのではないかなあ、と思います。
無事に産まれてきてくれた我が子は、産まれてからもしゃっくりばかりしています。
これからも変わらず元気に育ってくれたらと思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:MAMIO
年齢:23歳
子どもの年齢:3歳
ギャル卒してハタチで出産。仕事も辞め、不安だらけの毎日を乗り越え、今はすっかり家事も子育ても楽しめる主婦になりました。可愛い可愛い息子の成長を噛みしめながら充実した毎日を送っています。趣味特技はウィンタースポーツですが、しばらくはお休み中。子供がもう少し大きくなったら、教えてあげて家族で楽しみたいです。
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