優柔不断で決断力のない僕にとって一番悩んだのが、命名でした。
我が子が一生背負っていくものなので、もちろん簡単に決めれるものではないですが、これ以上ないほど悩みました。
よく聞く名前よりは個性的寄りな方が好きやけど、“キラキラネーム”とは言われたくない...みたいな間でフラフラしていて。早く決めてしまうと生まれてくるまでに『果たして、本当にこれでいいのか?』と自問自答を繰り返してしまいそうやったんで、妻には申し訳ないと思いながら、夏休みの宿題のようにギリギリまで先延ばししてました。
ちなみに、吉本 山(やま) は本当に姓名判断してもらいました。候補のどれよりも結果が良かったです(なんでなの)。いや、女の子なんですけど。
親のエゴと子供の人生と、世間体と。と、いろいろと悩むことあるし、会ったこともなければ話したこともない子の名前を決めるって本当難しいですよね。我が家は妻がすごいたくさん候補を出してくれたけど、どれもしっくり来ず。結局、姓名判断も信用せずで、出産直前に候補の中から軽く決まりました。
ちゃんと考えてないとかではなくて、3人でいる未来の中で、自分が娘をなんて呼んでるやろうなって想像した時に決断しました。
今、娘の名前をすごい気に入ってるし、今の名前以外考えられないです。どんな名前でもそう思ってたと思うんですけど。
こう振り返ってみると自分の親もこんなことを思ってくれてたんかなと思う。今までよりも好きになれそうです、自分の名前も。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:吉本ユータヌキ
年齢:30歳
子どもの年齢:娘1歳
2015年に娘が生まれ、記録として描き始めた育児漫画が2016年から集英社【ふんわりジャンプ】にて“おもち日和”として連載開始し、2017年6月に書籍化。ツイッターでは趣味の音楽・食べることなどのイラストを描き、ブログでは日常漫画を描いています。
【新刊情報】集英社「おもち日和」2017年6月19日発売中
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