3人の子供を母乳で育てました。記憶を掘り出しお話します。
子供を複数育ててみると、同じ育て方をしてもその子により食事量から空腹になる時間帯、眠る時間帯やタイミングなど全部違うことがわかります。
特に生まれてすぐの新生児の間、第一子の長女は授乳中もあまり吸わずにすぐ寝てしまい、また2時間も経たないうちに空腹で泣く子でした。
母乳の方は産院の搾乳マッサージの先生のお陰もあり出はよかったのですが、飲む子とのバランスが取れなかったことに苦労しました。
産院を退院して、2週間から3週間位でのことです。
泣いたときに飲ませると、むせる、咳込む。
最初は全く知識もなく、何かの症状なのだろうか?と病気を疑いました。
しかし、むせた時乳首からシャワーのように母乳が出ていることに気づき、納得。
娘、未熟なかーちゃんでごめん、気付かなかったよ・・・。
苦しい思いをさせてしまいました。ここからは、むせずに飲ませなくてはいけません。
そこで搾乳して哺乳瓶に移し、チャレンジしてみましたが・・・失敗!
完母だったためか、哺乳瓶の乳首が異物のように感じたのでしょう。飲まそうとしても舌で押し出してしまうのでした。産院では糖水飲んでたのに。
それを見ていた母が「もしかして母乳の味がイヤなんじゃない?粉ミルクにしてみれば」「粉ミルクも飲んでくれないと預けられないよ」と言います。
半信半疑でしたが、仕方なく小さい缶のミルクを買って与えてみました。
が、やっぱり飲みません。むしろ顔をしかめています。
「あれ~だめか」
「もう、ミルク飲まないのに余っちゃったよ。どうしよう」
「お前が飲めばいいよ」
「えぇっ?!」
母乳も粉ミルクもろくに飲めてない娘は、空腹で泣く間隔が短くなっていき私自身も寝不足になりました。
そのため母乳の量が少し減ったのでしょうか。むせずに飲んでくれるようになりました。いいのか悪いのか解りません・・・。
母乳を与えると、猛烈に喉が渇きます。お腹も空きます。
座布団の上に座り、だっこして母乳を与えながらマグカップに入れた粉ミルクを飲んでみました。
やっぱり、何か変。
その後は泣いても慌てずに少し搾乳して、出る量が落ち着いてから母乳を与えるようにしたら、むせずに飲んでくれました。
ああ、落ち着いて考えればよかったよ。
そしてだんだんと吸い付きが強く、一度に飲む量も多くなりました。
こんな風にして、我が家の咳込み事件は解決しました。
著者:プリン・アラモード
年齢:30歳
子どもの年齢:2歳、6歳、8歳
子育てに追われ、無我夢中に過ごすことで一日があっという間に過ぎていきます。
ですが子供を命がけで育てている記憶は、決して色褪せないでしょう。
私の今は子育てをしながらこうして、机に向うライターです。
ふと振り向くと、小さな子どもたちがこちらを向いて笑っています。
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