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帝王切開への偏見にショック…。どんな産み方でもリスクはあるし命がけなのだから

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第二子である長男を出産した時の出来事です。
第一子である長女が妊娠後期逆子になってしまい、思いがけず帝王切開での出産となったために、2人目も帝王切開での出産となりました。
長女の時とは違う病院での出産でしたが、2回目ともなると手術の段取りもなんとなくわかっていたし、1人目の時よりも落ち着いて出産を迎える事ができました。

 

長女の時には叶わなかったカンガルーケアもできたし、初乳も飲ませてくれました。生まれたての赤ちゃんと触れ合えた喜びは、なんとも言葉にできないくらいの感激でした。
術後3日目くらいから痛みを感じながらもようやく授乳室や食堂へ移動できるようになり、他のお母さん達と触れ合う機会も増えてきました。

 

ある時、食事をしていると同じテーブルになった方から、「今回の出産はすごく辛かったから、もし次に妊娠したら帝王切開で出産したいけど、希望はできるのですか?」と聞かれました。

 

正直、ムカッとしました。

 

産後で気分が高揚していたのだろうし、全く悪気が無いのだという事もわかっていたので、「手術も痛いですよ~」と当たり障りのない返答をしてなんとかその場を乗り切りましたが、自分の部屋に戻ると悔しさが込み上げてきて涙が止まらなくなってしまいました。

長女が手術での出産となった時に私は、帝王切開に関するネガティブな情報ばかりに目が行ってしまっていて、普通分娩で産めないのだというショックで手術当日まで状況を受け入れる事ができずにいました。

日々の育児を通してそのような気持ちは薄れていましたが、あの一言をきっかけに忘れていた感情がどんどん溢れてきて止まらなくなってしまったように思います。

 

やっぱり帝王切開は産んだうちに入らないのかな?

そんな思いが頭の中をぐるぐると巡っていましたが、そんな私を救ってくれたのは2人の子供の存在でした。生まれたばかりの長男はおっぱいをコクコクと飲んでお腹がいっぱいになると私の腕の中ですやすやと無防備に眠っています。お姉ちゃんになった長女は小さな弟をただ愛おしそうに見つめていました。

 

そんな2人の無垢な姿に、産み方にこだわっていたのは私だけだったのだなと憑き物が落ちていくような感覚を覚えました。


言われた時はとても悲しかったけれど、私はこの出来事を通して産み方よりも無事に2人の子供が生まれてきてくれた事に心から感謝できたし、1人目の時には恨めしかったお腹の傷も、これは2人がくれた勲章だなと愛おしささえ感じました。

 

確かに麻酔を使うので痛みは感じないし、生まれるのはあっという間です。でも、麻酔が切れると傷の痛みと後陣痛がやってきます。
分娩室では誰かが手を握って励ましてくれるかもしれませんが、帝王切開で出産したお母さんたちは術後の痛みと独りで戦っています。
帝王切開分娩への偏見は残念ながら今でも存在しているようですが、どんな産み方でもリスクはあるし命がけなのだという事を今は胸を張って言えます。

 

もし、いま同じような悩みを抱えている人の心に私の経験が少しでも寄り添う事ができれば幸いです。

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著者:スージー
年齢:37歳
子どもの年齢:2歳

4歳の女の子と2歳の男の子のママ

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