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赤ちゃんの呼吸が安定せず転院することに。保育器に入ったまま搬送されていった我が子

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現在2歳になる三男を出産した時の話です。
予定帝王切開での出産を終え、手術室から病室に戻り、担当の看護士さんが私のモニターや点滴の確認をしているところに、新生児科の先生から「お話ししたいことがあるので後で少し時間が欲しい。」と連絡がありました。

 

私は、胸騒ぎがしました。長男の時もそうだったからです。
同じように、新生児科の先生から「話がある」と言われ、先天性の心疾患があると告げられたのです。

 

「まただ…」

そう思いました。
それから、先生が病室にいらっしゃるまで、何も考えられませんでした。

 

新生児科の先生は、出産直後の私にできるだけショックを与えないよう配慮してくださっているのか、とても静かにお話ししてくださいました。


「肺から羊水が抜けきらなくて、呼吸数が正常な値より多いです。今、赤ちゃんはちょっと苦しいです。もし、明日の朝までに呼吸が落ち着かないようならNICUのある大きな病院に搬送されることになります。」

そう言われました。
「やっぱり・・・。」
これが、一番初めに思ったことでした。

 

上の子供たちと一緒に一度帰宅していた主人に、すぐに電話をしました。
先生に言われたことを伝えているうちに、後から後から涙が溢れてきました。
きちんと産んであげられなかった赤ちゃんへの申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

翌朝、早くに主人が病院に来てくれました。再び申し訳なさが込み上げてきて涙を流す私を、主人は「大丈夫、大丈夫。」と慰めてくれました。

 

結局、三男の呼吸は落ち着くことはなく、転院が決まりました。
病院を出発する前に、赤ちゃんに会うことができました。
赤ちゃんは、保育器に入れられ、心拍モニターのついた胸を少し苦しそうに上下させながら眠っていました。
保温と酸素量を維持する為、保育器から出すことができないので、抱っこすることはできませんでしたが、保育器の小さな窓から手を入れて、顔を撫で手を握り「頑張ろうね」と声をかけました。

 

「では、出発します。」

先生と看護師さんが、赤ちゃんを保育器に入れたまま新生児室を出ていきます。


出産が終わり、私の状態が落ち着いたら母子同室でお世話ができると、当たり前のように考えていた私にとって、あまりにも哀しい現実でした。
搬送されていくわが子を見送りながら、言葉にはできないほどの寂しさに襲われ、涙をこらえることができませんでした。

 

三男は“新生児一過性呼吸過多”でした。
生後1週間まで保育器の中で生活をし、更に1週間、酸素吸入をしながらGCUで治療を受け、生後2週間で退院の日を迎えました。

 

2歳になった三男は、その後呼吸器系はもちろん、その他の大きな病気にかかることなく元気に毎日を過ごしています。

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著者:ゆらひママ
年齢:34歳
子どもの年齢:2歳

6歳・4歳・2歳の男の子3人のママです。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。