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お腹の中では、もう育たない?! 自然に無事産まれてくると言うことは奇跡なのだ

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私の妊娠から出産までのストーリーを簡単に説明するとこんな感じだ。

妊娠→悪阻で-6キロ→切迫早産胎児の腎臓異常の発見→胎児の成長不良→計画分娩(バルーン挿入、促進剤)→出産

 

妊娠前まで、赤ちゃんを授かって、お腹で成長して、臨月を迎えて自然に元気に無事産まれて来てくる。それは普通だと思っていた。

 

しかし、いざ妊娠をしてみると体や心の変化、そして赤ちゃんの成長、不安がつきることはなく、何事もなく無事に出産の日を迎え、自然に産まれてくるということがこんなに難しく、奇跡なんだということを、学んだ10ヶ月だった。

 

通勤時間片道1時間30分。私は千葉県から都心まで通う妊婦である。

妊娠後悪阻で6キロ痩せたこともあり、7ヶ月になってもお腹が目立たない大きさだったせいか、マタニティーマークをつけていてもほとんど席を譲ってもらえず、立っていることが多かった。

 

妊娠初期から母子手帳の経過欄は、安静にしましょうの文字が並ぶ。張り止めを服薬しながら勤務し、産休前まであと2週間と言う所で、夜中に陣痛の様な痛みとお腹の収縮が始まった。

 

間隔は5分程。

まだ産まれることなどないと、出産をまったく想像していなかった為、こころの準備がなかった。ものすごい不安に襲われた。

朝になり、病院へ連絡。切迫早産と言うことで自宅安静になった。里帰り出産の予定だったので、予定を前倒しで実家に帰省。

 

安静にと言われ、横になり毎日過ごしていた。筋力も体力もなくなるのを感じる日々。これで産めるのか?と不安になる。

 

そうして1ヶ月がたち、正産期へ。

これで動いても大丈夫と言われるだろうとウキウキして検診へ向かった。しかし、お腹の子供が小さいからまだお腹にいてもらった方が良いと言われ安静指示はとかれず…。

 

期待して臨んだ次の検診。お腹の子も、良いペースで大きくなって来た。これなら大丈夫だと思うから動いて良いよ!とのこと。

 

もともと、休日もアクティブ派の私は、家に閉じこもったことなどない。安静というものがどれほどストレスだったか…。

 

よーし、出掛けよう!と思ったのだが、予想以上に体は衰えていた…。少し歩くだけで疲れ、上り坂を登ると筋肉痛に…

このままでは、本当に出産に耐えられないかも?!と不安になりスクワット開始。

 

しかし、次の検診でまたもや不安に襲われる。

胎児の腎臓が腫れている。今は何もできないから、産まれて来たから調べましょうとのこと。

産まれたら治っていることもあると言うことだが、何か病気だったら…と考えるとすごく不安だった。

 

そして予定日まで10日。少しづつ大きくなってはいるものの、まだ小さめの我が子。

またしても検診で衝撃が。先週から100gしか大きくなっていない。

 

『もしかすると、これ以上お腹にいても大きくならないかもしれない。予定日を過ぎるとだんだん胎盤機能も落ちてきて良くないから、外に出して育てましょう!!』

 

私のお腹ではもう育たない…その現実に多少なりともショックと動揺。

しかし、子供のためを考えると、外に出しておっぱいやミルクで栄養をとって大きくなってもらった方が良いのだろう。

 

意を決し、予定日前日に計画分娩をすることに。

前日から入院してバルーンを挿入。翌日朝から促進剤を投入するとのこと。

 

バルーンて何?風船入れるの?と未知のことばかりで不安は尽きない。促進剤を使うと自然陣痛より、一気にお産が進むことが多いらしく痛みが急にドカンと来る、、、と聞いたこともあり、不安、不安、不安。

 

そして入院当日。

一人で病院に向かい、入院手続き。

ここまできたらもう逃げられないのでさすがに覚悟を決める。

夕方になりバルーン挿入。『ちょっと痛いよー』と言われ緊張しながらも、深呼吸を続けた。

予想よりは痛くなかったが、入れた瞬間から圧迫感と腰の痛みが始まる。

 

バルーンを入れただけでもお産が進む人もいるとのこと。明日までに進めば促進剤をしなくて産まれる可能性もあるという。

 

陣痛の様な痛みと収縮が続く。痛み自体は耐えられないものではなく、鈍い痛みが定期的にくる。

まだまだ余裕だ。主人や母親とLINEで実況中継。

 

夜中になり、子宮口が3センチ、5センチと開いていく。バルーンが抜け、少し圧迫感がなくなる。すると陣痛も遠のいてしまった。

 

朝が来て、9時から促進剤を始める。

そして主人と両親が病院に到着。

促進剤を投入ご30分ほどでかなり陣痛が強くなって来た。おぉ、これが陣痛か…。

 

ベットの柵にしがみつき、いきみ逃し。

5分間隔くらいになると、物凄く暑くなり冷たい水を飲みながら耐える。

 

助産師さんに、旦那さん腰とかをさすってあげてねと言われたが、下手くそなさすり方は不要と思っていたので、大丈夫、と断る。

 

そして、促進剤投入から1時間。子宮口が7センチになり助産師さんに昼くらいまでに産まれたら良いねーと言われ、え?!まだそんなに耐えなきゃいけないのかっと思った私は、

 

今のうちにトイレに行こう!と思い

助産師さんに付き添ってもらいながらトイレに。

すると歩いている途中にどんどん何かが下がってくるのを感じ、今までの何倍も激しい痛み。

 

点滴の棒にしがみつき、必死で痛みに耐えるが、まるで産まれたてのヤギの様に足がガクガク。

 

ようやくトイレにたどり着くが、痛みで座れない。

そしてやっと用をたっし、今度は痛みで立ち上がれない…。

 

なんとかトイレから出てまたベットへ。その間にもドンドン何か下がってくるのを感じる。

 

おぉー、もうなんだか産まれそうな気が。。

 

助産師さんに伝え、もう一度触診してもらうと、もう子宮口8センチ以上。

分娩室に行きましょう!とのこと。

 

しかし、分娩室はまだ何も準備ができておらず、

もうそんなに進んでるの?っと

準備が間に合わない焦りオーラを

助産師さん、看護師さんが発している。

 

その間にもドンドン下がって来てやばい、もう産まれるー!!!我慢できないーと思っていたら、

子宮口の入り口を助産師さんが手で押さえ、股の間で頭が抑えられているのを感じる。

 

その状態がしばらく続き、ようやく準備完了!

はい、頭がもう出たよーっと下を見ると我が子が。

そしたらドゥルンと一気に体が出て来て、

大きな鳴き声。

 

分娩室に入って20分あまりで、出産。

心配していた、胎児の大きさも2590gと保育器に入ることなく産まれてくれた。

体は小さいのに、声が大きくてびっくりした!と助産師さん。元気だよーと言われ一安心。

とにかく、無事に産まれて来てくれて良かった。

 

妊娠から出産、ママも赤ちゃんも命がけ。

本当にそれは奇跡。

 

《普通》のことなんて一つもない。

妊娠から出産は、ママと赤ちゃんの世界に一つ、オリジナルストーリーなのだ。

 

産まれてからのこと。腎臓はやはり腫れがあり、水腎症と診断。そのほか尿管も膨らみがあり、精密検査を行う。不安なことは次から次に耐えないけれど、命の心配はない病気。

 

我が子よ、産まれて来てくれてありがとう。

そして、ここからも、ママとあなたのオリジナルストーリーは続く。

著者:はちみつ

2017年4月に第一子を出産。

毎日毎日成長と共に変化する我が子に、

不安は尽きないけれどママも一緒に成長しようと

日々奮闘。

 

千葉から都心へ勤務しながらの妊娠生活はなかなかハードだったなと振り返りつつ、でも、産まれてからの毎日の方がもっと大変かも?!

 

それでも家族が増えた喜び、守って行こうと強くなった自分と、旦那様、産まれて2ヶ月弱の我が子の三人家族。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。