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「最悪の場合」の想像で夜も眠れない日々。どん底だった癌妊婦を救った、医師からの第一声 by ゆき

こんにちは!ユキです。

三人目の妊娠中に初期の子宮頸がんが見つかった妊娠13週。

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最初の産院の先生から、総合病院への転院を勧められ、総合病院の予約日を待つ間の精神状態ときたら、想像を絶するストレス過多状態でした!

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以前の先生の、情け容赦ないアッサリ告知を思い出しては涙ぐむ毎日。

検索の鬼と化して、暇さえあればGoogle先生とにらめっこ。
まだまだ成長を見守りたい2人の娘と、運命の分からないお腹の末っ子。

この頃の私は、もう「最悪の場合」で想像力がいっぱいで、夜も眠れない状態でした。(絵日記を描くにあたり、確定のため母子手帳を見たら、体重だけはゴンゴン増えていたという、不要な奇跡。)

待ち続けた総合病院の、初診。
診察室で待っていたのは、同年代くらいの女性のドクターでした。

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声を出しただけで、今日までの不安で涙腺が決壊。

聞きたいことは山ほどあるけれど、
感情がむちゃくちゃで収拾がつかない私

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私は、先生が第一声に私の気持ちを汲む言葉を掛けてくれたことに驚きました。
涙を流す私の顔を優しく「大丈夫?」と、のぞき込んで泣き止むのを待ってくれました。

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先生の暖かい言葉を聞いたら、わたしは唐突に理解しました。

私が一番先生に知って欲しかったのは「私が抱える不安な気持ち」だったんです。

病気の事ももちろん知りたかったけれど、
前提として、先生が私の不安な気持ちを共有してくれるなら、先生の言う「あなたにとって最善だと思える治療方針」は、きっと本当に私にとって最善なんだろうと。

「この先生を信用して、お任せしよう」と素直に思いました。
最初のひと言で、この先生に対して
「例えば結果がうまく運ばなくても、先生を信じると自分の責任で決めたのだから、それが運命と受け入れよう」とまで感じました。

「合う」「合わない」個人各々あると思います。

豪華なコース料理は出なくても、産後のエステはついていなくても、私にとっての満足できるお産はやはり「信頼できる人と頑張れるか」だったのだと思います。
コース料理よりエステより、「いい病院に巡り会った事」で、得をした気持ちになりました。

心の不安を先生に受け止めて貰い、憑き物が落ちたように、鬼気迫るGoogle検索の日々は終わりを告げたのでした。

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著者:ゆき
年齢:アラフォー
子どもの年齢:13歳・4歳・2歳

福井県の山の中で、ツンデレ三姉妹の母をしています。お洒落にも丁寧にも暮らせない、へっぽこワーキングマザーです。

インスタグラム:u.mamato

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