こんにちは、イシゲスズコです。
夏になりましたね〜。今回は毎年我が家にやって来る、虫や生き物たちのお話です。
どんどん増えていく虫ケース…!
我が家のガレージには4つの水槽があります。
ザリガニが2匹とイシガメ1匹、川魚とサワガニは…もう何匹ずつ入っているかわかりません。
どれもうちの子たちが川や水路で捕まえてきたり、近所の方が生き物好きのうちの子たちにと持ってきてくれたもの。
先日は三男が捕まえたアカハライモリが追加されていましたが、フタの閉め方が甘かったらしく夜のうちに逃げてしまいました。
そして暑くなると増えていくのが、そう、甲虫のみなさんです。
カブトムシ、クワガタ…連日の相撲大会で大騒ぎの子供達
7月に入るとそわそわし始める夫と息子たち。
夜になるとカゴや虫とり網を用意していそいそと出かけてゆきます。空っぽのかごで帰って来ることもあるけれど、うまくいった日は数匹連れて帰ってきます。
じわりじわりと増えていく甲虫たち。
カブトムシ用とクワガタ用のケース(専用のは高いので衣装ケースで代用してます)をとりあえず1つずつ、数が増えればそれぞれを追加。
うちで飼っているのを知っている近所の方が「拾ったよ」と持ってきてくれたりしてさらに増えていく虫たち…
ガレージでは子供たちが集まって連日カブトムシ相撲大会が開催され、逃げたとか足が取れたとか死んでしまったとか、子供たちはいちいち大騒ぎです。
「育てる」ってむずかしい
子供たちも私たちもそれなりにがんばって育ててはいるものの、やはり長く生かしていくのはとても難しく、これまでにもたくさん死なせてしまったり、カブトムシの卵が生まれたけど孵化にいたらず失敗してしまったり。
とってきては結局死なせてしまう息子たちに思わず「もう死なせるの嫌だから増やさないで…」と言ってしまったこともありました。
「死なせてしまっていいの?」悩む私に虫の先生が教えてくれたこと
せっかく飼っても死なせてしまう、教育上それはどうなんだろう…。
もんもんと悩んでいた頃に子供たちと一緒に参加した博物館の行事で虫に詳しい先生に出会い、そのことを相談してみました。
先生がまず仰った「死なせてしまってもいいんだよ」という言葉にとても驚きました。
「興味を持っている、ってことが大事なんです」と先生。
「生き物にとって”人間が興味を失う”ということは生きていく環境そのものを失うかもしれない大変なこと。
子供たちには大人になっても虫への興味を無くさないように育っていってほしいというのが自分たちの願いなんです。
今の段階で飼い方で色々と大人から口を挟まれたり、死なせることを責められたりすると、嫌気がさして虫そのものへの興味を失ってしまうかもしれない、それはよくない。
虫を好きでいてくれたら命を大事にしていくことはおいおい子供たちが身につけていくから大丈夫、子供のうちはなにより”興味を持ち続ける”ことを大事にしてあげてほしい」と言われました。
先生の言葉と、その後の子供たちの様子は…。
「毎年カブトムシを死なせてしまう…」と私が心配をしていた次男は高学年になり、学校の生き物の飼育係になりせっせとお世話をしているそうです。
小1の三男はまだまだお世話がなかなか上手にできませんが、次男と一緒に飼い方をネットや本で調べたりしている様子。
小さい頃に芽生えた虫への興味がそこなわれることなく育っている様子を見て、少しホッとしています。
さて、今年は甲虫のケースがいくつになるかな〜。
著者:イシゲスズコ
年齢:38歳
子どもの年齢:小6・小5・小3・5歳
九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。
ブログ:「スズコ、考える。」
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