ゼクシィBaby みんなの体験記


陣痛促進剤に吸引分娩。二日がかりの出産の末、遅れてやってきた感動

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一人目は2日がかりの出産になりました。陣痛が弱かったため陣痛促進剤を使いましたが、それでも子宮口はがっちりと閉じたままで、全くお産が進みません。

途中で根を上げて「もうおなかを切ってください!」と言った程です。
何度内診してもらっても子宮口が依然変わらず、いつ終るか分からない陣痛に逃げ出したい気持ちにもなっていました。

2日目の夜になってようやく分娩台に上がれたものの、子宮口の開きが6cmから進みません。その上、陣痛が長引いているせいか赤ちゃんの心拍が落ち始めていると言われました。

このままでは帝王切開赤ちゃんを取り出さなきゃいけないと先生に言われました。

ここまで陣痛の痛みに耐えてきたのに、更にお腹を切られる痛みまでなんて嫌だ!
そう思った途端、急に陣痛がやってきて「頑張って産んでみよう」ということになりました。

 

ですが赤ちゃんの頭のサイズが大きかったため、なかなか出てこず何度か吸引されてしまいました。

先生が吸引機を手にして赤ちゃんを引っ張り出す様子は、私の思い描いていた感動の出産とはかなりかけ離れたものです。もう体力も限界に近づいていましたが、私が産まないとこの子は死んでしまうかも知れないと必死でした。

 

私は涙もろいほうなので、出産の時は絶対泣くと思っていたのですが・・・出てきた赤ちゃんの大きさにびっくり、やっと生まれた達成感にもうぐったりで泣くどころではありません。

その後も出血がなかなか止らず、私自身も危険な状態に。出産後赤ちゃんの体温が下がっていたため一瞬顔を見ただけですぐに連れて行かれてしまいました。

私もしばらく分娩台の上で過ごした後個室へ移動しました。

 

出産の時というのはアドレナリンが出ているようで、産んだ後は傷の痛みよりもしばらく興奮が収まりませんでした。体はしっかりと疲れているはずなのにいつまでも寝付くことが出来ず、興奮したまま夫と話しこんでいました。

それから1時間ほどして看護師さんが赤ちゃんをようやく部屋へ連れてきてくれました。

 

そこで初めて夫が抱いて、次に私が抱っこして。
小さいのに、命の重みがずっしりと腕に伝わってくるのを感じました。
とてもとても小さな我が子の手を見ていたら、その時に涙が急にこみ上げて来ました。
ようやく会えた、その感動でいっぱいです。

この小さな手を一生守っていかなきゃいけないんだと、じわじわと親としての実感が沸いた瞬間でした。

今はすっかり大きくなりましたが、いつまでもこの気持ちを忘れずにいたいと思っています。

 

著者:さとあり
年齢:37歳
子どもの年齢:2、5、7、9歳

上は小学生から下は未就園児の4人の子どもを育てています。
育児も10年目、ようやく自分でも母親らしくなったかな?と思うこの頃です。
育児は大変だと思うことよりも、日々楽しくて子ども達から与えられることのほうが多いですね。
子どもがいない時間やお昼寝タイムには映画を観たり読書をしたりと、自分の時間もちゃんと楽しむようにしています。

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