赤ちゃんが生後2か月になると、それまで引きこもりがちだった生活から、少しずつ短時間のお散歩やお出かけを楽しめるようになりますが、娘が生後2か月時の季節は冬。
風邪を引いたり、どこかでウィルスに感染したりしたら大変ですし、娘も眠っている時に冷たい風が吹くとビックリして起きてしまうので、スーパーに行く時など必要最低限以外は引きこもっていました。
一般的に授乳間隔や睡眠時間のリズムもつきやすくなる時期のようですが、我が子の生活リズムは見事にバラバラでした。
授乳に関しては、おっぱいが大好きな娘だったので、授乳したあとはすぐに寝てはくれるのですが、抱っこの状態で寝ているのが気持ちいいようで、布団におろそうとすると目がパチッ。
まるで背中にセンサーがあるようでした。
抱っこの状態から布団におろすときは、毎回精神を統一させて、いかにそーっと腕を抜けるかに集中していました。
睡眠時間はちょうど3時間のときもあれば、添い寝や抱っこひもの中だと5時間くらい寝てくれるときもありましたが、あまり授乳間隔があいてしまうと、次は私のおっぱいが張って大変なことになるので眠たくても搾乳の為に起きなければなりませんでした。
また、抱っこも大好きな子だったので、フローリングやバウンサーに寝かせると大激怒。
そのため首すわりの練習やベビーマッサージをしている時以外は、ほぼずっと抱っこをしていました。
抱っこ紐という商品にこれほど感謝したことはないと思います。
2か月の頃の娘は布団におろすと起きてしまうし、抱っこ以外では怒るし…正直に言うと、この時期は私の育児生活の中で結構大変な時期でした。
しかし、その大変さも忘れるくらいかわいい成長も沢山ありました。
鼻をツンと触ったり、「ばあっ」と言ってあやすと、満面の笑みでニコーッと笑い返してくれたり、「あーあー」や「うー」と言った喃語でご機嫌よく何かを話していたりするのがたまらなくかわいくて、疲れも吹っ飛びました。
私が話しかけたあとに、タイミングよく娘が「うん」なんて声を出そうものなら「お返事できるの?えらいねー!」と、もう親ばか全開です。
特に娘はベビーマッサージが好きだったので、おむつ替えのときにお腹や足をクルクルマッサージしたり、お風呂上りに童謡を歌いながら全身をマッサージしたりすると嬉しそうにしていました。
そんな姿を見て私も癒されました。
今改めて思うのは、赤ちゃんが2か月の頃、大変だったという記憶はありますが、決してつらくはなかったという事です。にこにこしたり、喜んだり、といった意思表示もできるようになってきて、その時期ならではの、赤ちゃんらしい愛くるしさに癒されていました。
もしかしたら、当時は辛いと思っていた時もあったのかもしれませんが、今はその感情は思い出せません。
それ以上に日々成長する子どもに幸せと充実を感じていたという事だと思います。
著者:きりん
年齢:30代
子どもの年齢:5歳・2歳
息子と娘、2児の育児に奮闘中のパート主婦です。
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