私は36歳の時に第一子を妊娠しました。高齢出産と言う事で色々不安もありましたが、特に大きな問題もなく無事に出産する事ができました。
その後38歳直前に第二子を妊娠。悪阻はあったものの、健診でも順調に赤ちゃんが育っている事を確認できていました。
しかし妊娠12週のある晩、突然少量の出血があり急いで病院に電話をした所、少量の出血なら大丈夫なのでとにかく安静にして翌朝一番で病院に来て下さいとの事でした。
その夜はとても心配になりインターネットで色々と調べましたが妊娠初期の出血は珍しい事ではなく、ごくわずかな出血ならたいては問題ないと言う多くの書き込みを読みちょっと安心し、とにかく安静にしていました。
翌朝、病院へ行きエコーにて赤ちゃんを確認しましたが先生の表情は暗く、結果を聞く前に赤ちゃんの状況が分かりました。
先生からは「お腹の子は心拍が確認できないので2,3日後に下へ降りて来ると思いますが、もし自然に出て来ない様であれば様子を見て手術しましょう」と言われました。
それでも私は現実を受け入れられず奇跡が起きる事を必死に願っていましたが、残念ながら翌日には猛烈な腹痛と一緒にトイレにて大量の出血と共に何度かに分かれて赤ちゃん、そして胎嚢が出て来ました。
念の為、全てを病院へ持っていき稽留流産と断定されました。
その後、赤ちゃんは先生にお願いし家に連れて帰れる様にしてもらい、今でも娘と毎日お供えをしています。
妊娠初期の流産の多くは赤ちゃんの染色体異常が原因で母体のせいでは無いと言われていますが、よくよく考えると出血する数日前から急に悪阻が止まったり、いつもとは違う状態だったのに、気付かず何も出来なかった自分に腹が立ち、あの時にすぐ病院に行っていたら?何てこともついつい考えてしまいました。
高齢出産に入る年齢になると自然流産の確率も高くなると知りました。第一子を何事もなく出産できたのもすごいことだったのだな、と実感させられました。
その後先生からは流産の確率はまた前回と同じだけあると言われましたが、流産から2ヶ月後に妊娠、そして無事に出産をする事ができ今では2児の母として頑張っています。
稽留流産した日はちょうど私の38歳の誕生日。自分がこの世に産まれて来た事も物凄い奇跡なのだと思う様になり、日々無事に産んでくれた母に感謝しつつ1分1秒を大切に過ごす様に心掛けています。
著者:Sky418