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三兄弟の母になれて良かった…。きょうだい育児のありがたさを感じた、夏休みの出来事 by マルサイ

三兄弟と朝から晩まで一緒に生活をした、夏休みという名の1ヶ月間。
始まる前はどうなることやらと思いきや、終わりに近づく頃にはその日常がすっかり当たり前のものになっているのだから慣れってすごい。(鈍化したとも言える)

起きた瞬間から静かにしなさいと叱られ、寝る間際まで騒ぎっぱなしの子どもたち。
部屋は常におもちゃや本・工作道具が散乱し、15分毎に兄弟喧嘩が勃発。
買い物に三人連れていけば四方八方に散らばるし、それぞれ違う主張をするもんだからお昼ご飯のメニューがいつまでたっても決まらない。
朝昼晩と五人分の食器を洗い、歩く度に足の裏には米粒が。。。

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部屋だけでなく母の心も乱れ始めてきた夏休みの半ば頃、長男と次男がおじいちゃんとおばあちゃんのうちに泊りに行きたいと言いました。

以前二人で泊りに行って兄弟喧嘩ばかりで迷惑をかけたことがあったので、一人ずつ日にちをずらして行くことを提案しましたが、結局二人揃ってお泊りに行くことに。
両親には大変な思いをさせてしまうけど、三人中二人がいないのはこちらにとってとても好都合。
三男一人なら静かだし、一人遊びをしてる間に仕事ができるかもしれない
(※夏休み中は子どもが寝た後に仕事していました)
私は久々子どもたちから手が離れられる状況に、かなりの期待を寄せていました。


ところが。

普段は兄たちの傍らで楽しそうに踊ったり歌ったりでんぐり返ったりして私のところには滅多に来ない三男が、兄たちが不在になった途端私から離れなくなりました

私が側にいれば一人で絵本を見たりオモチャで遊んだりするけれど、離れて家事を始めると遊びを中断して後を追い「おかあちゃん、こっちにおいで!」と手をグイグイ引っ張ってくる。
直接遊び相手になってほしいわけではないようなのです。
なんとなく側にいてほしい。そんな感じです。

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ふと、この三男の状態が長男の一人っ子時代によく似ていると思いました。

当時2歳前だった長男は、一人遊びをほとんどしませんでした。
ご飯を作り始めるとグズグズ言いだしたり、洗濯物を干している最中に抱きついてきてぶら下がったり、掃除をしていると掃除機に乗っかって邪魔したり。
当時はこれが悩みのタネでありストレスでもあり。。。

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あの時の長男は、私の関心が他に向かないよう必死に阻止していたように思います。
おそらく独りにされてしまうのが不安で寂しかったのでしょう。
子どもは「孤独」にとても敏感なのかもしれません。

兄二人が両親のところから帰って来るとあっという間に部屋は散らかり、家中に騒音が響き渡る日常に舞い戻り。
激しい兄たちの動きに巻き込まれた三男は大泣きして何かを言いつけにきますが、すぐ兄たちの元へ戻っていきます。
そして再び私のところには滅多にこない、いつもの三男に戻りました。


三兄弟育児はやはり大変です。
それでも今が一番楽しく余裕があるように思います。
私自身の子育てに対しての慣れや、兄たちを見て育った三男の物分りの良さ、そして長男と次男がまだ小さい三男と遊んでくれるというありがたい環境。

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三人の息子たちが屈託なく笑い合う姿を見て、夏休みが終わるのを少しだけ寂しく感じました。
三兄弟の母になれて良かった。
そう思えた夏休みでした。

>>次回エピソード:男の子の立ちションってどうやるの?外出がラクになる立ちションサポート法を伝授! by マルサイ

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著者:マルサイ
年齢:37歳
子どもの年齢:7歳・5歳・2歳

子どもたちが寝静まった後の大人のゴールデンタイムに描いた絵日記をインスタグラムに投稿するのが最高の娯楽。趣味は田んぼの生き物を観察すること。単行本「男子が3人います。」(大和書房)発売中!

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