夫と入籍してすぐのころ、私は仕事と慣れない家事に忙しく体調を崩しがちで、新婚なのに気分もあがらずどちらかというと欝々と過ごしていました。
そんな時にみた不思議な夢をご紹介したいと思います。
私はそのころ仕事で大変悩んでいる時期に突入していまして、夫との結婚はいろいろな事情により突然決まったことでした。幸せいっぱいの結婚、というよりは事務的で慌ただしく、普段の生活の延長線上でついでにしたような結婚。
結婚のことなんかより仕事の悩みが大きくのしかかり、心はギブアップ寸前。普段能天気な私には人生初めての鬱期だったのかもしれません。
ですがそんなある日のこと、帰宅してベッドに倒れこんだ後の夢は、現実の私からは程遠いほど幸せなものでした。夢の中の私は滅多に着ないワンピースなんて着ちゃって、とびきりの笑顔です。腕にはそれはかわいいかわいい赤ちゃんが!抱っこされているまだ小さな赤ちゃんの顔を今でもばっちり覚えています。性別は男の子で、夢の中の私はその子を「○○ちゃん」などと呼び、ほっぺとほっぺをくっつけてうふふと幸せそう・・・。
夢から覚めた朝、なんとも不思議な心持でしたが、これは起こりうる!現実になる!そうおもわずにはいられなくなり、私絶対妊娠している!とまでに。
そこで生理予定日3日前というフライングを通り越しかなり食い気味の時期に検査薬にチャレンジしました。
検査薬は一分をまたずしてみるみる陽性ラインを描き、あんなに悩んでいた職場のトイレでひとり歓喜したのでした。あんなに欝々としていたのは妊娠によりホルモンバランスが崩れていたからなのかもしれません。
とりあえず夫に報告。夫には夢を見た直後に夢の内容を話してのですが、あまり興味なさそうに聞いていた後だったので相当驚いた様子でした。
実家には病院へ行ってきちんと妊娠の確認が取れたら報告しよう、とだいたい5週目あたりに病院を予約したのを覚えています。検査薬から病院までの期間、そわそわと過ごしていたある日母から電話が。電話にでると「お姉ちゃんあんたが妊娠した夢見たって~。生理きてる?まだ式あげてないんだから気を付けてよ」と!
あまりの衝撃の内容に腰を抜かしそうになりました。私の姉は外国人と結婚し、海外で生活しています。姉は小さいころからスピリチュアルな話が大好きで、私のことをいつもあなたは私のソウルメイトだから、と大切に思ってくれていた人です。そんな姉が私の夢を、しかも私が妊娠している夢をみたと!黙っておこうと思った母に思わず妊娠の報告をしてしまう始末。母もびっくりです。
すぐに姉に連絡をとると、「だと思った。全然驚かないよ、夢で赤ちゃんが報告にきてくれたんだね」と。スピリチュアルな姉にはかなわないと思わされました。
そしてその後なんと姉もすぐに妊娠。私の出産の半年後に姉も無事海外にて出産を終えたのでした。
出産後、私は迷わずあの時夢の中で読んでいた名前を息子に名づけました。ワンピースを着てうふふ、には程遠い生活ぶりですが、あんな幸せいっぱいの夢に近づけるよう日々精進していきたいです。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:あき_22
年齢:30歳
子どもの年齢:6歳11か月、11か月
転勤族の夫と二人の男の子と毎日がやがや過ごしております。ほぼ毎年引っ越しを繰り返し全国津々浦々行脚中。特技は英会話。だけど子供に英語で話すと嫌がられます、残念。将来はこども英会話教室を開くことが夢。暇な時間は宝くじ高額当選後の生活を考えることに費やしています。
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。