ゼクシィBaby みんなの体験記


陣痛~出産まで3日間!やっと分娩台にあがったのに、まさかの陣痛が弱まり…

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初めての出産。正直、どの痛みが陣痛なのかがちゃんと分かるか心配してました。

予定日を過ぎてもそれらしい痛みも気配も無く、本当に生まれてくるのか心配で心配で…。

ネットでいろいろな事を検索して過ごす毎日を送っていました。

 

変化があったのは予定日を5日過ぎた日の夜でした。

 

「なんかお腹が痛い気がする」くらいの感覚から始まって、それがだんだん10分おきになりました。

私は普段、生理痛もあまり無い体質だったので、我慢できる範囲ではありましたが、わりと痛く感じました。

 「定期的に来る痛み=陣痛」と何度も検診時に言われていたので、「これはひょっとして」と思い、深夜に病院に行きました。

 

すると陣痛の波は定期的に来てるけど、子宮口は全くといっていいほど開いていないとの事だったので帰されました。

でも、痛くて全然眠れません。

その後、夜が明けてもその痛みは日中も続き、次の日の夜になっても続きました。

 

朝方4時になると5~8分間隔で痛みが来るようになり、だんだんと我慢ができなくなって来たので再び病院に行きました。

 

内診では波は来ているが子宮口が1.5㎝しか開いていないとの事で、また帰されそうになりましたが、赤ちゃんの心拍を確認するモニターで160あった心拍が50まで数秒間落ち、一時看護師さんや先生が慌ただしくなりました。

予定日も過ぎていた事もあり、私はその時とても不安に感じました。

 

その後、再度モニターで心拍のチェック、エコーで診てもらいましたが原因が分からず、念の為そのまま入院になりました。

入院手続きを進めている間、私のお腹はまたさらに痛くなり、会話はかろうじてできるけれど、汗が出るほど痛くて痛くて…。

これが陣痛の痛みなんだと感じていました。

 

私がかかっていた病院は国立の病院で、陣痛が来ている妊婦さんが寝るベッドはそのまま分娩台に早変わりするベッドでした。

その後、痛みもはだんだんと強くなり、朝が来てお昼になり、15時頃、恥骨に来る痛みが尋常じゃない程に感じて来たのでまた内診をしてもらいましたがまだ子宮口が3cm。自分の中では結構限界が来ていました。

「子宮口が全開の10cmにならないと生まれない」と分かっていたので、この時点で自然分娩で産める自信が無くなってきました。

 

20時に急に痛みが恥骨からお尻に変わって来ました。段々とお尻に力を入れたくなるようになり、助産師さんに力を入れないよう大きく息を吸って吐いて~と言う声に合わせて痛みを我慢。

実は私は普段、泣きすぎると過呼吸を起こします。

助産師さんの声に合わせておけば過呼吸は起こらないはずと思っていましたが、常に病院のスタッフさんがいるわけではなく、旦那と2人の時に痛みがない時間も同じ呼吸方法をしていました。

するとまず、手が痺れてきました。

特に泣いてるわけでもなかったので過呼吸とは分からず特に気にしませんでしたが、だんだんと痺れが強くなり、足も、そしてお腹も痺れてきました。

お腹も痛い中、軽い過呼吸も起こり、ビニール袋を渡されなんとか呼吸を整え…。

それを何回も繰り返しているうちに、「このお腹の痺れで赤ちゃんの呼吸が止まらないか」などと、頭の中で変な妄想をしてしまいました。

 

22時になり内診をしてもらうと8cm。

「あと2cm!あと2cm!」

そこからが長く感じました。とにかく時間が気になります。

 

痛みが強過ぎて、「早く赤ちゃん出て!」という思いが強くなり、分刻みで時間が気になりました。

 

 

旦那さんはずっと腰をさすったり、お尻を押してくれますが助産師さんより全然下手くそで、途中で助産師さんにお願いをして旦那さんに押し方などを伝授してもらいました。

私の旦那は理学療法士をしており、普段からマッサージをしているので習得が早く、「こんな時に役に立つんだ」とちょっと感激しました。

 

子宮口が8㎝と言われてから1時間しか経っていないのに看護師さんを呼び内診を希望しました。

看護師さんは沢山のお産を見ているからか、少し冷たい感じで、「まだ1時間しか経ってないですよ?診てもらいますか?」と言ってきましたが、私としては「1秒でも早く診て!お願い早く!早く!」というお願いにも近い気持ちでした。

 

先生が来るまで、それまでの数分もとてもとても長く感じました。

先生に診てもらうともう全開で10cm開いていました。

 

お産の準備が進み開脚ポーズになり、いよいよというところでまさかのことが起こりました。

なんとさきほどまであんなに痛かったお腹の痛みが弱くなってきたんです。

陣痛の波のピークの所でお尻に力を入れないといけないのに全然波が来ない。

開脚ポーズから横向きになって力を入れてみようと体勢を変えましたが無駄でした。

 

結局、誘発剤を使い、また波が来るようになりました。

全開になってからここまでで3時間はかかっています。

そろそろ出さないと赤ちゃんも危険な状態になるとの事で、誘発剤をさらに追加。

すると波がまた強くなりました。

また開脚ポーズに戻し、力を入れやすくなった所で波のピークに合わせて硬すぎる便を出すように力を入れます。

よく硬い硬い便が出るくらい痛いとか、鼻からスイカがでるくらいと言いますが、私にとっては丸い大きすぎる石が下から出る感覚でした。

 

力を入れるタイミングで、助産師さんが赤ちゃんが出やすくなるよう膣の周りを押してくれていました。

助産師さんに力を入れる前に「いける!」と毎回伝え、手助けしてもらえるようにしていましたが、旦那もあと少しと思ったのか、私が助産師さんに合図する度に「来た?!来た?!」と私に聞いて来たんです。

私は普段あまりイライラしない性格で、人に怒鳴ったりする事などほとんど無いのに、気が散りすぎて「もう黙ってて!うるさい!」とブチ切れました。旦那はその後から黙ってくれました。

 

お尻に力を入れる度に自分の膣が広がっていくのがわかりました。最後あたりは膣の周りがヒリヒリしてきてもう裂けてしまうと思いました。

頭が出た後は力をいかに抜けるかが鍵だったようで、私はすんなり力を抜くことが出来ました。その瞬間、赤ちゃんの声が聞こえてきました。

 

本当にここまで長かった。ある意味、赤ちゃんと私の初めての共同作業です。

よく産んだ後は痛みを忘れると言いますが、本当にまさしくそうです!

赤ちゃんを胸に乗せられた瞬間、本当にここ3日間の死ぬほど痛かった記憶が吹っ飛びました。

 

モニターで異常な反応が出ていたので家族も凄く心配していましたが、3220gの元気な男の子が産まれました。

病院の方針で産まれた直後から母子同室となっており、一般の産婦人科では夜は赤ちゃんを預かってくれる所が多いと思いますが、本当に愛おしく思えてずっと一緒にいても全然苦ではありませんでした。

 

 

 

私は三姉妹の真ん中で、上と下に比べて仕事が好きでわりとサバサバしている感じの男のような性格です。そんな性格なので今まで自分に子供が出来た時の想像がまったく出来ませんでした。

そんな私でも今は子育てを凄く楽しんでいます。

毎日顔が変わっていき、色んな表情が出てきて、ちょっとした変化も可愛く思えます。おっぱいを飲みたいと泣く声だってうんちをしてる時の顔だって本当に愛おしく思えます。

そんな私の変化を一番驚いているのは家族です。私の性格を知っているからこそ、子育てを楽しんでいる私を見て凄く驚いています。

私自身こんなに自分が赤ちゃんを可愛がり、子育てを楽しめるとは思いませんでした。

私のような性格の方も世の中には沢山いると思います。私でさえ子供を産んでこんなにも毎日がさらに楽しく感じる事が出来ているので、今、妊娠していて子育てに自信がない方にはもっと自信を持ってもらいたいと思います。

著者:megu

これから出産を経験される方にとって私の体験談が少しでも役に立てればと思います。

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