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やっと娘に出会えたのに、まさかのマタニティ・ブルーズ

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私の出産した病院は産直後から母子同室でした。

20時間の分娩を終えて、やっと会えた我が子。「明日から大変だからゆっくり眠ってね」という看護師さんの忠告を無視して、一晩中娘の可愛い寝顔を眺めていました。

翌日はお見舞いがあり、その間も娘はお昼寝。

一方私は、出産の前々日から前駆陣痛があったので、この四日間ほとんど眠っていませんでした。

 

横になって身体を休めることもないまま、出産翌日の夜、今までずっと大人しく寝ていた娘が突然豹変しました。

抱っこしていないと泣きつづけ、身体はボロボロなのに横になることもできず…。

慣れないお世話や出ない母乳に私はどんどん追い詰められていきました。

 

ちょっとしたことで涙が止まらず、常に号泣していました。

食欲もなく、母乳のためにと無理して少しでも食事を飲み込んでいました。

これまでの睡眠不足を後悔し、チャンスがあれば横にはなるけど一向に眠れない

まさかこれが噂に聞いていたマタニティブルーズ?

明らかにおかしい自分の状態に気付いていても、どうしたら良いのかわかりませんでした。

 

そんな中、入院3日目に赤ちゃんの黄疸が高いと言われ、保育器に入ることになりました。

 

 

私は自分を責めてまた涙が止まりませんでした。

自分の母乳が出ないから上手にげっぷをさせられなくて吐かせてしまったから

だけど今の私にできることは、24時間後に保育器から出てくる娘のために、万全の準備をしておくことだけ。

とにかく母乳のためにも眠らなければいけないと思うのに、眠ることもできず、焦るばかり

 

そこで私は、眠ることを諦めることにしました。

入院中一度もつけたことのなかったテレビをつけてみて、母乳マッサージをしながら、何も考えず、何でもないことで少し笑ってみました。

そうすると、不思議と気持ちが軽くなりました。

 

無理に眠らなくていいから、今できることからしよう。

まず笑顔になることからはじめよう、と思ったのです。

心配なことは気の済むまで調べて、助産師さんにどんどん疑問をぶつけました。そして助産師さんと笑顔で話していると、涙を流す時間がすっかり減りました。

 

 

こうして、娘が戻ってきてからは笑顔でお世話できたし、退院しても涙が止まらなくなるようなことはなくなりました。

 

マタニティブルーズは胎盤を失ったことによるホルモンの急激な変化で、誰にでも起こり得ます。

自分を責めず、何も考えず、ひと呼吸おいてみるのも良いかもしれません。

 

著者:ちい

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