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生産期に入ったのに赤ちゃんが下りてこない!

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私は今回、初めて出産を経験しました。

2度の流産をし、やっと育ってくれた赤ちゃん

妊娠初期は仕事を休みながら、家事も休みながら生まれてくるまでの10ヶ月間、大切に大切に育てました。

出産はソフロロジー方式での出産です。

私の場合、生産期に入ってもなかなか赤ちゃんが下がってこなくてお腹ははち切れそうなくらいパンパン。

体重の大幅な増加もあり、浮腫みもひどくなってきた頃でした。

出産前の検診の日、担当医師から『赤ちゃん下りてないね、このままだとお腹の中に浮腫みが出てきた場合、母子ともに危険だよ。今日か明日にでも入院しましょう』と言われました。

予定日より5日前のことでした。

検診の翌日から入院しました。

入院の内容は『まず子宮口を広げる処置をします。それでも赤ちゃんが下がらない場合、陣痛促進剤を使って赤ちゃんが下りてくるようにします。明日には生まれてくる予定で薬を使っていく予定を立てましょう』と淡々と話しは進み、これから使う薬のリスクなどを示すプリントへ主人とサインをし、なされるがまま不安な夜を過ごしました。

その日は夜から子宮口を広げる点滴を朝まで打ちました。

朝方から微弱の陣痛が始まりました。

翌朝、子宮口の開き具合を確認。

その処置が痛く、泣きました。

『少しは陣痛感じた?まだまだ子宮口開いてないね、本陣痛はこんなもんじゃないよ。今からバルーンを入れて上手く開けばお昼過ぎには生まれるかも』と言われバルーンを挿入しました。

私が入れたバルーンは海藻?でできたもので、挿入後に自然に膨れて子宮口を開くものでした。

それを3本入れ、また5時間ほど過ごし赤ちゃんが下りてくるのを待ちます。

全てが淡々と進み、今から赤ちゃんが生まれててくるなんて実感もないまま。

立ち会い出産を希望していたため主人も急遽休みを取り、赤ちゃんに会えるその時を今か今かと待ちました。

バルーンを外し子宮口を確認。

その処置にまた激痛が襲い泣きました。

『まだ3㎝しか開いてないね。今日はもう出産の可能性はないですね。陣痛促進剤に切り替えます』と言われました。

病室に戻り陣痛促進剤の投与が開始。

『上手くいけば明日には会えますよ』と言われれ1日目が終わりました。

陣痛促進剤を使い初めて陣痛の間隔も狭くなり若干の痛みもついてきました。

翌朝また子宮口を確認。

この処置が痛すぎて処置室に行きたくないと看護師さんに何度も泣きつきました。

やはり赤ちゃんは下がっていませんでした。

『また陣痛促進剤を使います。上手くいけば夕方までには生まれてきますよ』

そう言われれてまた病室にもどり陣痛促進剤の投与を開始。

主人は仕事の休みが取れず、母と姉が側に居てくれました。

お昼過ぎには陣痛の痛みが強くなり、2日目最後の子宮口確認。

やはり赤ちゃんは下がらず、『子宮口4㎝しか開いてないね、まだまだ出産できない。』と言われ2日目が終わりました。

ここまで痛い思いをして、多少なり赤ちゃんにリスクがある陣痛促進剤を2度も使い出産に至っていないことに疑問と不安で押しつぶされそうでした。

主人が仕事を終えて病院に来た時に担当医師から説明がありました。『明日まで様子を見て赤ちゃんが下がらない場合、一旦帰宅してもらいます』と言われ、主人も私も固まってしまいました。

翌日また子宮口を確認、まだまだ赤ちゃんは下がらず。

陣痛促進剤の点滴も終わって時間が経った頃に担当医師から『陣痛治ってきてない?陣痛が無くなるのは避けたいので破水させます』と言われ、看護師さんが続々とやってきて両手両足を押さえられ、看護師さんがお腹を押さえ始めた時、ポンっと自然に破水しました。

破水した後すぐに尋常じゃないくらいの痛みに襲われました。

今までに経験したこともないくらい激しい痛み。

傍で見ていた母は苦しむ私を見て泣いていました。

主人は仕事でおらず不安でたまらない中、1人痛みに苦しんでいました。

しかしマタニティ教室で教えてもらった出産の際の赤ちゃんの気持ちをふと思い出しました。

陣痛でお母さんが痛い時、赤ちゃんは外に出るため小さな出口に向かって身体を何度も何度も捻らせ、出よう出ようとしてお母さんの何倍も痛い思いをしていると。

私は今、死にそうなくらい痛い...

なのにこれ以上の痛みと戦っている小さな愛しい命。

産んであげよう、頑張って、と自分と赤ちゃんに最後のエールをおくりました。

30分ほど強烈な陣痛と戦っていた時、担当医師が慌てて来ました。『赤ちゃんの心拍が下がっている、早く出さないと危ない。今から出産するよ!』と言われました。

母は立ち会いをするため待合室で待っていましたが立ち会いをする余裕すらないほどバタバタと出産モードになり、看護師さんがお腹を押し赤ちゃんを押し出していました。

ソフロロジー方式での出産。

呼吸も何度も練習したためその通りにやっていたつもりが、『息を吐く時に声を出すな』『勝手にいきまないで!』『息を吐くのを勝手に止めるな!細く長く吐いて!』など怒られながら、強烈な痛みに意識も失いかけ、酸素マスクを付けられながらバタバタと出産。

いきなり出産と言われ主人も居ない陣痛よりも痛いであろう出産に不安でドキドキとしていました。

頭が出ると一安心で、その後はスルッと出てくれました。

頭が出るまでが地獄のような痛みでした。

しかし産後に思ったのは出産より本陣痛の方が痛かったです。

出産の方が痛いと思っていたので正直驚いていました。

初めて赤ちゃんを見た瞬間、『こんなに可愛いかったんだ』と一言。

涙が溢れました。赤ちゃんには『お疲れ様』と声をかけました。

スピード出産で担当医師の出産しますよの一言から約15分で赤ちゃんは生まれてきました。

待合室でそろそろ出産に入りますよと言われていた母も、生まれた後に分娩室に入って来られて『いつの間に、もう生まれたの?』とビックリしていました。

入院した2泊3日は何だったんだろうと思いましたが、無事に赤ちゃんに会えたことで不安な気持ちもふっとび喜びで溢れました。

しかし出産後の後陣痛もなかなかの痛みで1日動けませんでした。

産後すぐに赤ちゃんは保育器へ。赤ちゃんと触れ合えたのは10分程度。

6時間きっちり外の世界の温度に対応するための準備に入りました。

産後すぐに赤ちゃんに会いたくて、だけど動けなくて赤ちゃんに会いたい会いたいと思いをつのらせていました。

主人が仕事を終えて来た頃にやっと赤ちゃんに会うことができました。

主人も私も、涙いっぱいに喜びました。

幸せでした。

出産する恐怖、不安、なにもかも一瞬でなくなりました。

産後すぐに、出産の痛みに対してさえも幸せを感じるようになりました。

またすぐに赤ちゃんを生みたい、私はそういう思いになりました。

人それぞれに、出産の形があり、出産に対する思いがあるでしょう。

出産したことで幸せを感じる方もいれば逆な方もいるのかもしれません。

しかし赤ちゃんを望んでいても、授かっていても産めない方がいる、私の友人の大半も不妊に悩んでいて赤ちゃんを真剣に考えている人もいればたやすく考えている人もいます。そう思うと赤ちゃんを授かった瞬間から命に向き合うこと。命を守っていく義務を背負う覚悟を持つこと。望まないなら初めから安易なセックスをしないこと。改めて多くの方に考えてほしいと切に願います。

 

以上が私の体験談です。

出産自体には問題がなかったことから普通分娩室として処理され、いろんな疑問が残りましたが今は赤ちゃんと主人と幸せな毎日を過ごしています。

著者:ぷっちんママ

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