妊娠5ヶ月目くらいの検診で、主治医から私はお腹が張りやすいタイプだと言われました。
この時私は、お腹が張るということは「痛いもの」と誤解していたため、今思い出すと張っている状態に気づかずにいたこともあったように思います。
常識を聞くようで恥ずかしかったのですが、主治医の先生に「張るとはどういうことでしょうか」と質問したところ、私と同じように張っているかどうか分からない人が意外に多くいるとのことでした。その後は検診の度に「今は張っています」「今は張っていません」と説明していただくことができ、少しずつ理解することができました。
お腹の張りの原因は、ストレスや体の冷え、赤ちゃんが動いて子宮が刺激されたり、赤ちゃんの成長で子宮が大きくなるためだったりと様々で、私の場合は、冷え性体質であったり子宮筋腫もあることから心当たりはいくつかあるものの、ハッキリとこれが原因だったというものはよく分かりませんでした。
張る症状も個人差があるようですが、私には3種類ほどありました。
・お腹がカチカチに固く、触っても普段より固いと分かる。
・お腹が固いうえに、少し締め付けられるような苦しい感覚がある。
・お腹の皮膚が引っ張られるような張り詰めた感覚がある。
どのお腹の張りでも、無理をせずに体を楽にして休むと、一時間程度で治まり何も心配いりませんでした。
ただし、「休んでも治まらない」「規則的な周期で張る」などの症状があった場合は、危険なこともあるため、すぐに病院に連絡をするように指導されていました。お腹に張りがあった時は、その張りの状態を自分でよく観察しなければと注意していました。
指摘されたように、私は張りやすい体質のようで、ちょっと家事をしたり歩いただけでも張ってしまいました。自分で確認できたもので、多くて一日に10回張っていたことも。
そのために、主治医から妊娠5ヶ月目の検診で、張り止めを処方されることになりました。
妊娠中に服薬をすることは、どんな薬であっても子供に害があるように感じてしまい、最初はいい気がしませんでした。
しかし、お腹が張っていると、お腹の中の子供も苦しいと説明されると、子供のためにという思いから自分の偏見や先入観なんてどうでもよくなりました。
服薬を忘れてしまうと、当然のように張ってしまい出産直前まで続き服薬中は、お腹が張ることは少なく、張りによる苦しさもなくなったので、出産までの期間を楽に過ごすことができました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ちあき
年齢:31歳
子どもの年齢:9か月
現在31歳、0歳9か月の息子とのんびり過ごしています。妊娠中は介護職員として働いていましたが、切迫早産やマタハラなども経験して退職し、子育てに集中しています。しかし、働くことは諦めず、保育園活動も就職活動も続けています。子育ては本で読んだとおりにはいかず、毎日奮闘していますが楽しいです。
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