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「ジョキン」という音が今も耳の奥に蘇る…。会陰切開の瞬間、私は感謝し夫は恐怖した

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分娩の際に赤ちゃんの頭が出てこない場合、膣口と肛門の間を切開することで赤ちゃんが通れるようにする「会陰切開」。

初めて知った時は、「え!そんなところを切るの?怖い!!」とぶるぶる震えました。

でも、とにかく赤ちゃんが無事に産まれて欲しい。出産について希望を書くバースプランには、「必要な処置は何でもしてください」と記入しました。

 

いざ陣痛が来て、徐々に強くなる痛みに耐え4時間ほどが経過。

とうとう分娩!何度もいきんで、ようやく助産師さんから「赤ちゃんの頭見えていますよ。がんばって!」と励ましの声を掛けてもらいました。

ところが、なかなかそこから進みません。頭が出口でつっかえているようです。赤ちゃん苦しくないかな、と心配になります。私も疲れて力が入りにくくなってきます。そして何より、限界まで伸ばされた会陰が痛いのなんの!!

やがて医師の先生が来て、会陰を切ることを告げられました。私は「ありがとうございます、どうぞ早くお願いします」という気持ちでした。

局所麻酔をしてもらったようで、切るときの痛みも特に感じませんでした。切ったらすぐに赤ちゃんはスポン!と産まれました。とてもホッとしました。

 

このように、いざ会陰切開する時、私はむしろ早くやってほしいくらいでした。しかし、お産の進みとともに覚悟が決まっていった私とは違い、夫はかなり恐怖を感じたそうです。血が苦手だと言っていたので、立ち合いの間大丈夫だったのかあとで聞いてみました。

すると「最後切ったところが一番怖かった。うわあ~!切ったあ!って」と夫。

切開するところは見えなかったはずですが、切ったことがそんなにはっきりわかったのでしょうか。

「すごい音したよ。たぶんハサミで切ったんだね。ジョキン!!って。部屋中に響き渡ったよ」

そう言われれば、私も聞いた覚えがあります。

まるで大きめの裁ちばさみで、分厚く重ねた布をざっくり裁断するような音でした。もしくは、高枝切りバサミで、庭の柿の木の枝を、力を込めて切り落とすような音・・・。
それが自分の股で発生した音であるという事実・・・ちょっとゾッとします。冷静な状態でそれを聞いた夫は、血の気の引く思いだったそうです。

 

ちなみに、その時産まれた子は成長した今も頭が大きいです。襟ぐりの小さいTシャツを脱ぐときは、「頭が抜けないよ~」とじたばたしています。

それを見るたび「この子は産まれてくる時もこんな状態だったな」と懐かしく思います。同時に、あの「ジョキン」という音が、耳の奥に蘇るのです。

著者:ヤマトユキ

年齢:30代前半
子どもの年齢:3歳と1歳

3歳の自由人男子と1歳の笑い上戸女子の母です。子供たちが食いしん坊になってきて、秘蔵のお菓子を狙われるのが楽しい悩みです。

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