私は32歳にして初めて子どもを授かりました。
私・相方両家にとって、初孫となる子ども。喜びを一緒に味わいたいということで、戌の日のお参りは、両家揃って、京都の安産祈願で有名なに行くことにしました。
私は妊娠5か月、そろそろお腹も目立ち始めた頃でした。
その年は、例年になく早く寒くなり、家で過ごすとき、すでに石油ファンヒーターのお世話になるほどの気温。
お参り当日の日も底冷えしていたので、冬用のダウンコートを着込んでいきました。
神社に着き、社務所でご祈祷の受付を…と思っていたら、今はわかりませんが、当時はこの神社では直接ご祈祷はしていないとのことでした。
私は腹帯のついたお高い方のセットを頂きました。
寒い日にも関わらず、境内にはお腹の大きい安産祈願の人が、たくさんいました。みな、同じようにセットを頂き、その場で藁の節を確認していて、にぎやかです。
私たちも、さっそく開封。出てきた藁は、藁の先端に節がありました!
「お~男の子かあ~」と家族と共に大盛り上がりしました。
特に盛り上がったのは父親たちだったような(笑)。
帰宅してから、その藁を手製のお守り袋に入れ、ゴムひもでお腹に巻き付けて肌身離さず持つようにしていました。
そして妊娠6か月が過ぎたある日の検診日。主治医が「性別、どっちか、聞く?」と言って下さいました。
「嬉しい!私は男の子だよね~」と思いつつ、先生が差し示すモニターを凝視していました。
「う~ん、これ、子宮かな。つくもの、ついてないし(笑)たぶん、女の子やで」と(笑)。
「あららら、藁には節があったのに?女の子だったの?」とびっくり。
それを家族に伝えると、私同様の感想が返ってきました。
どちらにせよ、かわいい我が子には違いありません。お参りの日以降、男の子用の赤ちゃん服ばかり気にしていた私は、その日から女の子用を探し始めました。
それでも子どもは、元気に出てきてくれたので、お参りの効果はあったかなと思うようにしています。