陣痛に気付かなかった私の体験です。
出産前、陣痛とはどれくらいの痛みなんだろう。
友達やネットの情報では、「生理痛の10倍、とにかく痛かったからすぐわかるよ!」と言われていたので、ビクビクしながら待っていました。
出産予定日を3日すぎた朝、トイレに行くとおしるしがありました。
ちょうど健診日だった事もあり、朝一に病院へ。
内診してもらうと、
「子宮口1センチ開いていますねー。赤ちゃんに会える時が近づいてきましたねー」
と、先生から言われ、家に帰りました。
家に帰ってソファでくつろいでいると、
股関節が痛みだしました。
「赤ちゃんが股関節に頭をはめてるんだろうなぁー」と思い、嬉しくなりました。
痛みはすぐひくのかと思いきや、そのあとも痛かったり痛くなかったりを繰り返し。
「あれ?これは陣痛?でも陣痛はお腹が痛くなるもんだよね。一応間隔はかっとこう」と、アプリで痛みの間隔をはかってみると、10分間隔の痛み。
でも、我慢できる痛みだったのでソファでお昼寝する余裕もありました。
夕方になると、股関節の痛みがお昼寝前より痛くなりました。
痛みがくるとよじれる程の痛さがくる。
「股関節でこんなだから、陣痛きたらもっと痛いのがくるのかぁー」と、不安になりました。
夜になっても、股関節の痛みはひくことはなく痛みは増すばかり…。
ベッドに入って寝ようにも痛くて眠れない。
陣痛アプリで時間をもっかいはかると5分間隔で痛みがくる。
夜中の2時だったけど、お母さんを起こして痛い事を伝え病院へ電話をしました。
股関節が痛いんですけど…。
と言うと、痛くなるものだからどうにも出来ませんよー、我慢してくださいね。
と諭され、電話をきりました。
お母さんにホットタオルを作ってもらい、股関節を温めてもらうも、
痛みで体がよじれまくり。
時間も3分間隔で、
お母さんも「これは陣痛なんじゃない?ダメ元でもっかい電話してみたら?」と言われ、
先程スパっと電話を切られた事を思い出し
「電話したくないなぁー」と思いつつ、でも痛いからと電話しました。
股関節と言うとまた同じ事だなと思い病院には、
3分間隔で痛みがある事を伝えました。
痛い箇所は伏せたけど、嘘じゃない。
やっと、
「病院きますか?」と言われたので
「行きますっ!」と速攻返事して病院へ。
病院へ向かう車内でも足をダッシュボードに乗せて悶えてました。
歩くのもやっとで、
病院についたのが朝の5時。
分娩台に上がり内診してもらうと、
なんと子宮口全開。
助産師さんから、
「これは結構前から痛かったんじゃない?」と言われ、
この痛みは陣痛だったのかとやっと気付く。
その後すぐ破水もしたので、
そのまま出産になり2時間後には赤ちゃん産まれました(笑)
「陣痛はお腹の痛みだけ」と思い込んでた事と、
1回目に病院に電話した時に、症状を詳しく言わなかった事と
やけに落ち着いて電話していたので助産師さんも大事ではないと思わせてしまった事、反省しました。
あのまま電話をしていなかったら、家で産まれてしまっていたかもと想像すると恐ろしくなりました。
陣痛の痛みは、
立ってでもどこででも寝れる私が寝れないくらいの痛みでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ちぃーぽ
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。