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水風船が破裂したかのような突然の破水!まさかの緊急帝王切開で無事に息子を出産

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36週に入るまで、健診で特に問題があったことがなく緊張しながらもあまり大きな不安がありませんでした。

ところが、友人たちと「次会うときは生まれてるね」などと話しながら自宅で一緒にご飯を食べ、彼らを見送って眠りについてすぐ、突然破水をしました。

それもよく聞くようなちょろちょろというような感じではなく、水風船が破裂したかのような羊水の出方でした。

 

病院にすぐ向かい、分娩室に入りましたがそのときは先生も助産師さんも慌てた様子はありませんでした。

しかし、「羊水がかなり減ってしまったので人工羊水を入れてから出産しましょう」という説明があったものの、羊水が入らないという事態が起き、そのうちに出血まで始まりました。

先生が「羊水がなくて、赤ちゃんが苦しくなってしまっているので早く出してあげたい。緊急帝王切開にします」とおっしゃいました。

何か大変なことが起きているんだとわかり、赤ちゃんが無事に生まれてくれればと思い、迷わず「お願いします」と言いました。

先生は非常に穏やかな口調で説明してくださいましたが、実際は一刻を争う事態だったようで、家族への説明ではもっと緊迫した感じだったそうで、手術も麻酔を打ち、完全に効かないうちから始まり、外で待っていた家族はすごいうめき声に生きた心地もしなかったそうです。

私はもう痛みよりも「赤ちゃん頑張って!赤ちゃん頑張って!」とそれしか考えられませんでした。

 

「出すよ」と先生の声が聞こえて、赤ちゃんがひっぱられる感じがしました。

すると「蘇生!」という緊迫した声が聞こえました。

赤ちゃん、生きてないの??」と頭の中が真っ白になりました。

 

それからの時間はどれくらいたったのか全くわかりませんでしたが「おぎゃあ!おぎゃあ!」と元気な声が聞こえてきました。

先生がとても優しい顔で「泣いてくれればもう大丈夫だからね」と言ってくださいました。

助産師さんが「おめでとうございます」と赤ちゃんを見せてくださいました。

意識が朦朧としているのと、涙で「ありがとうございます」と言うのが精一杯で、正直赤ちゃんの顔はちゃんと見えませんでした。

心の中で何度も「先生、助けてくれてありがとう!赤ちゃん、生まれてきてくれてきてくれてありがとう!」と叫びました。

 

だから今でも思い出すのは「蘇生!」と叫んだ先生の声と「おぎゃあ!おぎゃあ!」と応えてくれた産声です。

小さな小さな赤ちゃんだったその息子はもう6歳になり、かわいいばかりではいかない年になってしまいました。

怒ることもしょっちゅうですが「でもちゃんと生まれてきてくれたからいいじゃないか」と思う自分がいます。

著者:けんけん

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