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「聴いて、認めて、I(わたし)メッセージで伝える」子どもとの関係が安定した会話のコツ by うだひろえ

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「否定しない」「命令はNG」「非難、批判、脅迫はもってのほか」などなど……。

子どもに言ってはいけない言葉って、たくさんあるなあ、と思い知らされます。
恐ろしいことに、そのほとんどを、自分自身は言われて育っているので、その結果どうなるかもよくわかっていますし、できれば使いたくない、と思いはします。

でも、ふとした時に、出るんですよね、するっと、意識なく、気づいた時にはもう出てて、「ああ、出てしまった」と。

反省しますし、私の中のソレ、なくなれ!なくなれ!!と叩きはしますけど、完全になくなるのなんていつになるのやら。
不安に怯えて暮らすくらいなら、「マイナスの言葉を言わないように気をつけるより、プラスの言葉をたくさんかけるようにしよう」と思ったのでした。

 

そのために気をつけているのが、会話のコツです。
子育てコーチングの本によく書かれている、
「傾聴」して「承認」して
「I(わたし)メッセージ」で伝える
、というもの。

ふむふむ、と話を熱心に聞いて(途中で遮ったり、意見を述べたりしない)、
子どもの意見をもっともだと認め(否定したり非難したりしない)、
ママはこう思うよ、と自分の気持ちを伝える(子どもや他人がこうなる、と主語を自分以外にしない)という、3つですが、
これだけで確かに子どもとの関係性は安定したように思います。

ただまあ、毎日は、そううまくはいかないですよね。

子どもの「こうしたい」という意見に、「うんそうだね、でもママはこうしたいんだよね」と話をするなかで、ママがそう思う理由をつらつら述べてしまったりして。
納得してくれるかな?と思いきや、「やだ!! だって、ぜんぶ、おとなだもん!!」(大人の都合でしょ!)と言われてしまったりしました。

 

3つのバランスを大切にしないといけないんですよね。

お風呂に入るのが嫌だ、まだ遊びたいと言われたら、
「そっか、じゃあ、いつになったらできそう?」とタイムリミットの設定をするようにしたり。すると、
「あとちょっと」
「そっか、じゃあ時計の針が6くらいかな」
「それくらい」
「オッケー、それならママも待つね」
「うん」
といった会話ができるようになりました。

ついつい忘れがちな「傾聴」と「承認」、頭のなかでゲージ化して、ちゃんと足りてるかチェックしたいと思います。

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著者:うだひろえ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:5歳と3歳

マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。5歳男児&3歳女児の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ 流し中。

website:http://umeyon.net
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