“ワンオペ育児”
急速に広まったこの言葉。
その勢いに乗り、“ワンオペ”の定義まで広くなり
パパが育児に非協力的=ワンオペ
というところまで多様化が進んでいて驚きました。
ワンオペ(ワンオペレーション)という言葉は
某飲食店で、接客・調理・片付けなど店の業務を店員1人でこなさなければならない過酷な労働環境が問題となったことでニュースにも取り上げられ、世間に広く認知されました。
そして、夫の単身赴任や実家が遠方などで、
母親1人で育児・家事をしなければならない場合に
その過酷さから、ワンオペ育児という言葉が使われだしたようなのですが
最近よく見かける“ワンオペ育児”は
“ワンオペ育児状態”や、“ワンオペ育児の気分”という言葉に置き換えたほうが
しっくりくるものが多い気がします。
そんなのはワンオペじゃない!甘えだ!
という気持ちではなく
あまりに多様して、元の意味となったワンオペ育児と混同してしまうと
ワンオペという状態が軽視されてしまいやしないかと考えています。
ワンオペ育児は本当に過酷な状態だと思うのですが
“ワンオペ”“ワンオペ”と、流行りの言葉のように気軽に使ってしまうと
なんだ、みんなやっていることじゃないか。
ワンオペなんてそんなに大変じゃないだろう。
そんな、軽い認識で広まっていってしまい
問題視されにくくなり、改善から遠のくのが心配です。
著者:チカ母
年齢:30歳
子どもの年齢:3歳
2014年6月に娘・チカを出産。同年8月より育児絵日記ブログ「抱っこだ立つんだ揺れるんだ」を開始。抱っこが大好きな娘のお陰で、腕だけやたらとたくましいお母さんです。
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