産後は実家に里帰りをしたり、そのまま夫との住居で赤ちゃんを迎え入れたりと人様々かと思います。私は里帰り出産を選択したのですが、これが大誤算でした。そのときのの体験談を紹介したいと思います。
私が夫と暮らしていた場所は、実家から車で20分ほどの近い距離でしたので、里帰りも何も必要ないかと思っていました。
しかし、初めての出産ということと、妊娠中切迫流産の危険に悩まされていたため実母は実家に戻り面倒をみたいと申し出てくれたのです。
夫とはその当時1LDKのマンションに暮らしており「子供が生まれても、こんな狭い空間では無理だから引っ越しをしたい」という私の意向と衝突が生まれていた時期で、気持ち的にも本当にリフレッシュしたいと強く思っていたこともあり、里帰りすることを決めたのです。
しかし、里帰り出産をすると決めた私の気持ちも夫にはよく理解できていないらしく、実家に戻る当日までねちねちと文句を言われました。
夫は私の実母が苦手ということが大きな要因です。
私が、実家に戻ると苦手な実母がいる。でも、私のことも心配。生まれてくる赤ちゃんのことも心配、と葛藤があったのだと思います。
私も夫は実家に顔を出してくれるのかなと心配だったのですが、実際は実家に戻ってからもほぼ毎日夫が訪ねてくれ、食事をしたら帰宅をしたりそのまま泊まったりと、彼なりに実母との係わりを努力しているようでもありました。私は少しほっとしました。
私はついに出産。気持ちが不安定な入院期を過ごし、ついに実家に戻っての育児の開始。
そしてそこから、育児以外のストレスフルな生活が待っていたのです。
まず、夫が大きな荷物を持ち実家にやってきました。何事かと思いきや「今日から俺もここに厄介になる」というのです。
実母が苦手な夫がどういう心境の変化か?と思ってはいましたが、私も夫がそばにいてくれれば初めての育児への不安を取り除けるかもしれないという淡い期待もあり、歓迎しました。
しかし、新生児の世話への負担以外に実母と夫へのストレスが生まれてきたのです。
まず、実母の性格としては
- 古風な人間故なのか、自分の意見が一番正しい
- 自分の理想の返答がないとへそを曲げる
- 自分の思い通りの行動を見せないと怒る
そして夫
- 基本マイペース
- 自分のいいようにしか行動しない
- だらしない(よく寝坊して遅刻する)
そんな二人の性格があいまって、自宅内に不穏な空気が流れ始めたのです。
夫のだらしなさにいら立つ実母。いら立つ実母のぴりぴりオーラに気圧されストレスがたまり暗くなる夫。
そういった状況で半月たち、私のストレスもマックスになりました。
自分の育児の悩みやストレスも両者に言えず、毎日彼らが仕事に行っている間は泣いていました。
気持ちの支えが誰もいない。こんなことならば、里帰りなんかせずに夫と二人で暮らしながら育児をした方がよかったのか。
それとも、夫がこっちの家に来ずに通うような状況であればこんなことにならなかったのかと…。
それぞれのご家庭の環境や状況にもよると思いますが、里帰り出産は自分の家族と結婚相手の相性によっても善し悪しを左右するものだということを、身に染みて感じました。
自分の産後の気持ちの安定させるにはどうしたらいいのか考えるのは自分自身です。もっと充分に検討しておくべきだったと深く後悔した里帰り出産でした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ayacology
年齢:35歳
子どもの年齢:2歳
現在2歳のちびっこギャングのママをしています。自我が芽生えイヤイヤ最盛期で大変ですが、日々息子の成長の速さをひしひしと感じながら暮らしています。仕事もしており毎日バタバタですが、そろそろ2人目がほしいなあと思っています。
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