妊娠・出産・育児の情報サイト


妊娠前から産後まで思い通りにいかないなか赤ちゃんに教えてもらったこと

f:id:akasugu:20160829164102p:plain

長い不妊治療流産を経て妊娠することができ、産後のことを本格的に想像し始めた26週目、トイレで大量出血しNICUのある大学病院へ搬送されました。

そこで出血はおさまったものの前置胎盤でそのまま入院となり、ベッドの上で安静となりました。

張り続けるお腹と点滴のつらい副作用、ちゃんと産めるかの不安から眠れない毎日。

何よりもベッド上での排泄がこの上なく恥ずかしいのと、いきむとまた出血してしまうのではないかと不安で、排泄への恐怖から食欲もなくなりました。

思い描いていたマタニティライフとはかけ離れたブルーな毎日を過ごし、なんとか36週を迎えたところで帝王切開となりました。

お腹から取り出されて対面する瞬間を唯一の励みにしていましたが、術中トラブルで途中から全身麻酔になりそれも叶わず…

そして赤ちゃんとの対面。

…正直、本当に自分が産んだのか実感がわかず喜びよりも困惑してしまいました。

妊娠するまでも、してからも、出産も、産後も、何もかも自分の思い通りにいかず後悔ばかり…母としての実感もなく自信をなくしていました。

その後主治医から、お腹を開いてみたところ子宮内膜症がかなり進行していた状態だったことを聞かされました。

前置胎盤は子宮口の近くに卵が根づいて胎盤が子宮口をふさいでしまう症状。

もう少しで流れ落ちてしまいそうなところで踏んばって着床し、状態の良くないお腹の中で成長して産まれてきてくれたことを知り、ようやく母になれたことをとても嬉しくありがたく感じることができました。

育児でつらくなった時はこのことを思い出し、我が子を抱きしめては嬉しさをかみしめています。

著者:asaka

東京在住。不妊治療を経て結婚10年目の2016年に高齢出産しました。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。