安産体操とは、股関節まわりや骨盤など、産道周りの筋肉を鍛えて柔らかくすることで、お産をスムーズに行えるようにする体操のことだそうです。
外に出られず、運動不足になりがちな妊婦さんにとっては、適度な運動をすることによって、心も体もスッキリした気分になれるのではないでしょうか。
そして、簡単そうに見えますが、お腹が大きくなるにつれて動くことがどんどんしんどくなってくる中、安産体操をすることによって体力もつけられると私は思います。
私は一人目のお産で、運動不足がどれだけ恐ろしいことか痛感しました。
毎日ダラダラしていた私は、産道周辺が筋肉どころか脂肪だらけになってしまい、陣痛ばかり長引き大変な思いをしました。
産道が開き、いざ力まなければならないという時に体力が残っておらず意識は朦朧とし、助産婦さんにどれだけ喝を入れられたことか……。
無事生まれはしましたが、運動不足は産後にも響きました。
お産が長引いたことで体力もほとんど残っておらず、初めての子育てに神経はすり減り、夜は眠れず、もともとなかった体力はみるみるなくなり、日々身をけずるような思いでした。
二人目の妊娠が判明すると、まず頭に思い浮かんだのが「安産体操」でした。
妊婦だからと動かないのではなく、妊婦だからこそ健康体であるために、お産をスムーズに行うために、母子共に元気であるために、体力作り、体作りはしっかりしようと強く思いました。
安定期に入り、悪阻もおさまってきたぐらいから安産体操を始めました。逆子にもなっていたので産婦人科の先生と相談しながら、逆子体操と平行して行いました。
一人目の時はブクブク太っていっていたのですが、体重の増え方も順調で、逆子という点以外では、安定した日々を過ごせました。
臨月に入ってからはスクワットもし、ランニングマシーンがあったので、お腹が張らない程度にゆっくり走ったりもしていました。
そのおかげか二人目は安産で、助産婦さんもビックリなスピード出産でした。
お産がスムーズに進んで体力も十分残っていたので、産後も体の不調は少なく、順調に回復していきました。
安産体操をしていたからだけではないのかもしれませんが、本当にやってよかったと思いました。
著者:ゆち
年齢:32歳
子どもの年齢:8歳、9ヶ月
早生まれで暴れん坊将軍な8歳の息子と、暴れん坊副将軍な9ヶ月の娘の母です。日々子供達と激しい戦を繰り広げながら気づけば寝る時間という毎日を過ごしております。最近では落ち武者のようにはげてしまうのでは?と思うほどの抜け毛に悩まされておりますが、持ち前のポジティブシンキングで現実逃避をしております。
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