こんにちは、pikaです。3歳の双子男児を育てています。
双子の妊娠、管理入院中のお話。
今回は、入院中のシャワー事情について漫画にしました。
管理入院中のシャワーについて
わたしの入院していた総合病院は、比較的シャワーに関しては寛大で、
●絶対安静ではない(安静度が車椅子レベル以上)
●NSTで張りが増えていない
この2つの条件を満たしていれば、とくに日数の制限等なくシャワー室を利用することができました。
しかし実際には、大きいお腹で浴びるシャワーは、なかなかの重労働。
シャワーを浴びると気分がさっぱりして気持ちがよいのですが、お腹の張りは増えるため、わたしは1日おきや2日おきに浴びるようにしていました。
数々のハードルを越えて? 〜管理入院、シャワーまでの道のり〜
いざ「今日はシャワーを浴びる日!」と決めたら、乗り越えるべき難関がいくつかあります。
●毎朝8時に始まるシャワー予約枠争奪戦に勝ち抜く(※先着順)
●その日の午前中のNSTをクリアする(→張りが多いとシャワー中止)
●予約時間に処置がずれ込まないことを祈る
うまく予約が取れたとしても、その日の体調や運次第では入れないこともあります。
(中には、予約制に無頓着な産褥婦さんに入られてしまったという不運なケースも…)
シャワーを浴びない日は、使い捨てのホットタオルをもらい、自分で体を清拭していました。
これが意外とさっぱりするのですが、清拭だけの日が4日も続くと地味に辛く…。
週に2〜3度のシャワーの日は、お腹は張るものの、さっぱりして生き返る心地でした。
運がよいと看護師さんに「寝たまま頭だけ洗ってもらう」こともできましたが、意外と頭の上げ下げでお腹が張ってしまい、楽ちんという訳にはいきませんでした。
妊婦のシャワーは大仕事! 〜手早くシャワーを終わらせるコツ?〜
入院中のシャワーで大変だったのが、大き過ぎるお腹と、点滴の針先が固定され不自由な片腕。
幸いなことにシャワー室内には浴室用の椅子が置いてあり、これなくしては入れないほど、妊娠後期のシャワーは大仕事でした。
衣類の脱ぎ着も含めて、予約時間の30分以内に終わらせないといけないのですが…
●お腹が張るので休み休み動く必要あり
●大きいお腹が邪魔して、そもそも動作に時間がかかる
●片腕は留置針が固定されており、動かしづらく、気もつかう
こうした事情もあり、意外とハードなミッションである入院中のシャワー。
そんなシャワーをお助けしてくれた便利グッズがありました。
●ノンシリコンシャンプー
→リンス等しなくても、髪がきしまない。一回で終わるので楽&時短に。
●洗濯ピンチかご(100均)
→シャワーグッズをまとめて運搬。シャワー室内では手すりにかけ、物の置き場として活躍。
入院中のシャワーは動作や時間の制限もあり、思うようにいきません。
細かいことは気にせず、雑でも手早く終わらせるようにしたら、ストレスなく時間内に浴びることができるようになりました。(ただし、お腹は張る…)
ちなみに一度も洗えなかった下肢は、退院時には毛穴が固くサメ肌のようになっていましたが、洗えるようになってからは自然と元に戻りました。
ノンシリコンシャンプーは、その後の育児でも、自分用の時短グッズとして役に立ってくれました。
点滴とシャワーの話
ちなみに余談ですが、シャワー中、点滴をしている腕は(アームカバーの中身)どうなっているのかといいますと…
シャワーに入る直前に、点滴のチューブは先のほうで連結が外され、留置針(2~3cm程の柔らかい管)とその先15cm程のチューブだけがつながった状態になります。
それをくるくるとまとめ、ガーゼをかぶせてから網ネットで腕に固定し、濡れないよう上からアームカバーをした状態で、いざシャワー室へ。
万全の防備でシャワーを浴びるのですが、これが余程気をつけていないと、腕をつたう水分でテープまで水浸しになることがよくありました。
濡れたテープは貼りかえをしてもらえるのですが、わたしの経験上、留置針まわりをいじる動作がくわわると、点滴が漏れる確率がふえ、結局は差し替えに…。
●点滴の腕はなるべく使わない、片腕シャワー
●アームカバーの下にリストバンドをつける(伝い漏れ防止)等、
涙ぐましい(?)努力をし、針を長持ちさせるよう気をつけていました。
リストバンドは、病室で顔を洗うときにも伝い漏れ防止になり、意外と重宝したグッズのひとつです。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:pika
子どもの年齢:3歳双子
2014年5月生まれの双子を育てています。産科ではありませんが医療職をしています。「妊活ブログ」・「双胎妊娠ブログ」を経て現在は双子育児4コマ漫画ブログを運営中。
ブログ:「ふたご絵日記」
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。