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可視化して競争心をあおる役割分担ボードを、幼稚園児に試してみた結果…失敗!? by うだひろえ

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以前の記事で、「現在、分担ボード・子どもたち入りを作ってます☆」てなことを書かせてもらったのですが。

すみません、失敗に終わりました……!

 

夫婦の役割分担で効果的だった「リスト化×可視化×分類×攻略性」ですが、これ、幼稚園児兄妹には、ケンカの元にしかならなかったです。

いやあ、まさか、ロールカーテンの開け閉めがあんなに人気で、取り合いのケンカになるとは……。(他にも、野菜を子ども包丁で切る、味噌汁やご飯をよそうなどが人気、洗濯物たたみは不人気)

手っ取り早く動かすために「誰が早くできるでしょうか!?」なんて競争をけしかけたりしてたんですけど、まあ大抵下の子が負けそうになって上の子を引っ張ったりつかんだりでダブル号泣、「うん、まあ、そうですよね……」と反省。

 

どうしたものかと考えて、とりあえず私が把握してみることにしました。

子どもたちにやってほしいことは、【自分のこと】と【お手伝い】に分かれます。
優先度は、【自分のこと】をまずできるようになってほしい。【お手伝い】はその次だと考えました。

それぞれ朝と夜に項目があり、生活習慣の流れから、順番をつけることができます。
すると、「やってほしいことタイムスケジュール」ができました。

で、これを、分担ボードのように表示すると……攻略性が出てしまって、またケンカになりそうだったので。
今は、司令塔である私の脳内だけで、把握することにしました。
そして、私が地道に、声かけしていくことに。

「できた数」が可視化されてケンカになるのなら、可視化されなくていいかな、という気持ちです。

ただ、私に指示を出されることが当たり前になられてもアレなので、「帰ったらまず何するんだっけ~?」なんて言い方も工夫しないといけないですけど。

で、地道に、できたことは褒めていくしかないのかな、と。
加えて、お手伝いしてくれたことに対しては、「感謝」を込めた言葉にして。

うちの子たち、どうやら、「自分でできた」ことを褒められるよりも、「お手伝い」したことを褒められる方が、嬉しそうです。
私が「ありがとう助かるよ~」と言うと、鼻の穴を広げてムフムフ笑います。
【自分のこと】のあとに【お手伝い】をするステップアップ感があるのもいいところかも。

 

ボードに書いて勝手にやってくれたら楽かなと思いましたが、まあなかなかそううまくいかず。
結果としてこれが、今一番スムーズな方法かな、と、落ち着きました。

こうしていくことで、子どもたち自身が楽しんで【自分のこと】も【お手伝い】もやってくれたら、それが一番お互い楽になる近道なんじゃないかな、なんて思いつつ。

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著者:うだひろえ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:年長、年少

マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。年長男児&年少女児の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ流し中。

website:http://umeyon.net
最新刊:「家事も、育児も、お金も、紙に書くだけでお悩みスッキリ!とにかく書き出し解決術!」(KADOKAWA)

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