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決心してひとりで参拝した戌の日。それは私の母としての記念すべき第一歩

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私はその日、気が付くと満員電車の中でゆられていました。

緊張と不安と楽しみとが入り交じり、地に足がついてないような感覚で水天宮へと向かっていたのです。ただ、ひたすらお腹の中の小さな命を守るため、必死に電車の手すりにしがみついていたのを覚えています。

その日は、妊娠5ヶ月目の最初の戌の日で、妊娠17週目。そして、暦上は6月初旬の平日、梅雨の時期でもありました。

その頃、悪阻は落ち着いてきてはいましたが、午前中しか動けないといった体調だった私。ですので、戌の日参りは、戌の日当日でなくても、夫と一緒に行ける土日や祝日も視野に入れていました。

そんな中で刻々と時は過ぎ、やってきた戌の日の朝。小雨がぱらついていて少し肌寒い感じがしました。

私が動けるのは午前中、行くなら今しかありません。

ですが、通勤ラッシュと重なる時間帯でもあったので「ひとりで行くのは緊張するなぁ」「お腹の子を私だけで守れるだろうか…」と不安に思いました。

でも、「元気な赤ちゃんを産みたい! 犬にあやかりたい!」という気持ちが勝り、戌の日当日、ひとりでいくことを決めたのです。

 



まず、妊婦服ではなくOL時代にきていた通勤服に着替え、通勤バッグの見えるところにマタニティマークをぶら下げて、あたかも働いている妊婦を装いました。

バタバタ準備をして家を出て、気が付いたら満員電車の中でお腹をさすりながら立っている自分がいたのです。

無事に駅に着き、満員電車という圧迫感から解放された私は、そのまま水天宮へと足を運び、参拝をしました。

小雨がぱらついていたにもかかわらず、新社殿が輝かしくみえ、とても爽快な気持ちになったのを覚えています。

そして参拝が終わり、帯祝いの準備をしようと水天宮の御朱印の入った小布を手に取り、足早に自宅へと帰りました。

水天宮へ行っただけなのに、ひと仕事を終えた充実感があり、これがまた母になるという気持ちに拍車をかけました。

帰宅後も休むことなく、あらかじめ準備していた腹帯に「どうかお腹の中の我が子をしっかりお守り下さい」と願いを込めて小布を縫っていきました。

そしてそれを、仕事を終え帰宅した夫に「見て! 行ってきたの! そして、縫ったの!」と自慢げにみせた後、夫婦で「生まれてくる子を守ろう!」と再度誓いました。

 

 
私の戌の日は、とても充実した1日でした。
親として子を思う気持ちの芽生え。

今思い返してみれば、戌の日の行動が私の母としての最初の第一歩でした。

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著者:あつこ
年齢:40歳
子どもの年齢:1歳

39歳という高齢で男児を出産、1歳のひとり息子が愛おしくてたまらない日々です。そして、毎日のように体力の衰えを感じながらも子育てに奮闘中。今後の自身の体力・精神力が子供の成長にどうすればついていけるか、先の長い挑戦をし続けていくことになりそうです。

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