私が出産した産院は、出産育児一時金を分娩後に申請し、産院側が代理受取するという産科医療保障制度加入機関でした。
なので実際の支払額は、50万近い分娩費用と出産育児一時金との差額分であると説明してもらいました。
産院によっては、自分で出産育児一時金を申請し、自分が受け取り、産院へ請求額を全額支払うというところもあると思います。
私は2つほど産院を訪れましたが、いずれも産科医療保障制度加入機関でした。実際、赤ちゃんが生まれて来るまでは、帝王切開になるか、自然分娩になるのかわからないので、それによって総額は異なります。
しかし、せめて支払いのタイミングくらいは聞けばよかったと今になって思います。
私は出産時、旦那が海外出張でおらず、実家の母とは疎遠で義母も遠くに住んでいて誰も頼る人がいない「おひとりさま出産」でした。
当時の私は、「きっと退院してから、入院費などの支払いになるのだろうな」と思っていました。
しかし、そんなのんきな私に想定外な出来事が…。
予定日より7日早い出産でしたが、無事に赤ちゃんは生まれてきてくれました。そして、あとは退院するだけと思っていたところ。退院日までに、かかった出産費と出産育児一時金との差額7万ほどを支払うように言われて、びっくり!
なんと日曜に出産した私は、時間外・休日手当料が加算されていました。
その他、入院生活で必要となった新生児おむつなども含まれており、差額7万…。もちろん入院生活グッズにそんなお金は用意していませんでした。
産院にATM はなし。産後1週間でまだ会陰の傷も癒えていないペンギン歩きの私が、外にお金を引き出しに行ける筈もなく…。
おひとりさま出産の事情を説明するも、受付の方は困り顔。クレジットカードもつかえないとなって万事休すでした。
最後の手として、友人に来てもらい、キャッシュカードとパスワードを伝えて、お金をおろしてきてもらいました。
少ない残高も見られてトホホ。
この時、文句も言わず、動いてくれた友人には感謝しかありません。
おひとりさま出産でない限り、旦那さんが支払いの手続きなどしてくれるでしょうから、私のようなケースは稀だとは思いますが…。
出産育児一時金を代理受取してくれる産院でも、けっこう実費はかかるということと、退院前のタイミングで支払い請求されるということは、勉強になりました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:hana8hana
年齢:35歳
子どもの年齢:3歳
ヨガ講師をしながら、3才男子の育児に奮闘中。おひとりさま出産のあと、旦那とは別居しています。厳しいなかでも元気いっぱいの3才息子はどんどんたくましく成長して、協力してくれるように。二人で力強く生きています♪
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