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会話の輪にうまく入れないとき。組み合わせの問題、と考えてみる by とけいまわり

小学校から次女が帰って来ると、浮かない顔をしていました。

「どうしたん」と聞くと、「お友達と3人で帰ってきたんだけど、そのうちの2人で盛り上がったりして、そこに入れなくて一緒に歩いてるのつまんなかった」と。

ああ、それは私も経験がある…
3人でいるとたまに1人になってしまうこと。

それを聞いた長女が「ああ~あるある、私も帰り道にそうなる時ある。
それって、単にお友達の組合せの話だと思うんだよね
だから大丈夫だよ」と。

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「へえ~、お友達の組合せ?」と私が聞くと、
長女が「そうそう、単にお友達の組合せの話。すごく仲のいい2人と次女ちゃんって組合せになっただけの話だから。しかも、その誰が誰とすごく仲が良くて…みたいな組合せって、すぐにコロコロ変わるしね。だから次女ちゃんは『今日はこうだったけど、今度はまた違うかもな~』って、そこで考えるの終わっちゃったらいいんだよ。
私はそういうときね、『あ~、あの雲の形おもしろいな~ワニだなあ~』って空をぼんやり見てる。どうせ15分ぐらいで家に着くんだし」

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私「単なる組合せの問題だって話、いいね。お母さん同士の会話でうまく輪に入れない時ってあるんだけど、『今回はこういう組合せだったんだ』って考えたら気楽になれる気がする」

長女「そうそう。気軽に考えられる方法が大事だと思う」

私「なるほどね。『気楽に考えなきゃ』って思うと、気楽に考えられない自分に焦ったりするけど、『こうしたら気楽に考えられるかもなあ』って色々試してみるのはいいね」

長女「そうそう」

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長女「次女ちゃん、とりあえずね、一緒に床にゴロンとしたり、本読んだりするといいよ。気持ちがちょっと落ち着くんよね。それからもう一回考えるとね、さっきより少し楽に考えられるんよ」

次女「うんうん」

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一週間後に次女は「新しくできたお友達と帰ってきた。楽しかった」と、嬉しそうに帰ってきました。

「単なる組合せの問題だから大丈夫だよ」という長女の言葉がずっと心に残っていて、「ああ、それは良かった…どんな事を話しながら帰ったの」と聞くと、次女が楽しそうに、蝶々を捕まえたりしながら帰った話をしてくれました。

 

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著者:とけいまわり
年齢:40代
子どもの年齢:9歳、7歳、5歳

小4長女、小2次女、5歳末っ子の三姉妹の母。40代教育職WM。趣味は囲碁と漫画
生き物、宇宙等、科学の話題が好き。人混みが苦手で一人が落ち着く 。プロフィールイラストは、にゃぐははさん作@hahanyagu

Twitter:@ajitukenorikiti

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