妊娠を会社に報告する時というのはとても緊張します。
下ろしたてのカーペットの上で2 才の次男に納豆を食べさせる時以上の緊張です。
デザイン会社に勤めていた時、第一子の妊娠を社長に報告した時の話です。
私のことを気に入ってくれていた社長、バンザイをして喜んでくれました!!
がしかし、産後も働きたいことを伝えると…。
深夜残業や徹夜も当たり前のデザイン会社のため育休が歓迎されるとは思いませんでしたが、ここまで強く反対されるとは。。
下ろしたてのカーペットに次男が案の定納豆をこぼし、それを素足で踏んでしまった時以上にショックでした。
「そこまでしてその会社で働き続けたい?見切りつけて転職すれば?」という知人の意見もありましたが、デザイン業界は残業ができない子持ちなんて就活も難しいし、何より社長の思惑通り泣く泣く自主退職なんて絶対嫌でした。
その後マタハラによるストレスで切迫早産気味になり、半ば無理やり早めの産休をいただくことに。。
悲しいことに妊娠を理由に退職を迫られ、泣く泣く退職する女性は少なくないようです。
でも私はこのあと無事産休育休を取得し、職場復帰して働くことができました。(去年退職しましたが、第一子出産後約5年勤めました)
迷惑をかけることもありましたが、やりがいを持って働くことができ、休業中や復帰後にフォ ローしてくれた上司や周りの社員への感謝でいっぱいです。
その後会社で私以外に育休を取得した女性社員がいて、「あなたが頑張ってくれたから私も育休を取れたよ。」と感謝された時は、あの時育休を諦めず戦ってよかった!と心から思いました。
>>次回エピソード:なんで私が!? 驚くほど負の感情が沸いてきた「上の子かわいくない症候群」 by 今じんこ
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:今じんこ
年齢:33歳
子どもの年齢:長男5歳、次男3歳
叙情的な長男もっちん(5)
インスタグラム:@imagineko
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