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罪悪感はあるように見えるのに、「ごめんなさい」を言わない息子。その真意とは…? by ユーラシア

こんにちは、ユーラシアです。 

 

息子が2歳4ヶ月くらいの頃のことです。

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息子は「ごめんなさい」と謝ることを拒否(黙秘?)するようになりました。

わざとお茶をこぼしたり、おもちゃを投げたりしたとき、 私の反応をうかがっていることも多く、 おそらく「やっちゃいけないことをした」という自覚はあるようでした。

また後始末を手伝ってくれたり私を気遣う様子を見せるなど、 罪悪感も持っているようにも見えました。それなのに、なかなか「ごめんなさい」を言いません。

もちろん本人が納得した上できちんと謝罪するのが大切ですから、 心にもない「ごめんなさい」を口先だけで言っても意味はないかもしれません。息子にも何か言い分があるかもしれないし。その辺はちゃんと耳を傾ける必要がありますよね。

 

でも特に何かを主張するわけでもなく、罪悪感はある(ように見える)にも関わらず 頑に謝ろうとしない息子に困惑しました。お喋りが好きで、覚えた言葉をなんでも繰り返すのに、「ごめんなさい」だけは言わない。しかも言うべきときに限って言わない。

これは一種の反抗期……? それとも私の教え方が下手? 世の中に不満があるとか?
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そんなことを考えていたとき、とある先輩お母さんになんとなくその話をしたところ、 目から鱗の発言が。
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つまり、「おいしい」や「ありがとう」のようなポジティブな言葉とは違い、「ごめんなさい」には重い意味があると感じていて、だからこそ人に促されるまま気軽に言うのが憚られる……という場合もあるのでは?っていう……。

ごめんなさいを言わない=反省していない・罪悪感がない、ということではなく、むしろ状況を重く受け止めているからこそ、どう対処していいか分からず、また非を認めた結果どうなるのかも心配で黙るしかなかったのかも。
(※このお母さんも私も児童心理学の専門家とかでは一切ないので、 あくまで「そういう場合もあるかもしれない?」レベルです)

 

ともかくそんな可能性に思い至り、それなら私は息子が素直に謝れるように 「『ごめんなさい』は怖い言葉ではなく、気持ちを伝えて仲直りするための大事な言葉。 必要なときにはちゃんと言おう」と教えてみようと思いました。

ただ言えばいいってものじゃないとか、謝ったからって必ず許してもらえるわけじゃないとか、そういうちょっと複雑な話は追々伝えるとして、とりあえず「いけないことをしたと反省しているとき、悪いなという気持ちがあるときは、ちゃんと『ごめんなさい』で気持ちを表現する」ということが出来るようになってほしいです。まあ実際のところ、息子が何を考えていたかは分からないんですけど。

 

3歳2ヶ月の今は、割と「ごめんなさい」を言うようになっています。でもやっぱり本人の「まずいことをした」という気持ちが強いときほど、口をつぐむ傾向が。何にせよ、謝ることの大切さを説きつつ、息子の感情にも気を付けつつ、 長い目で見守るつもりです。

親としては、ちゃんと「ごめんなさい」が言える子になってほしいなと思うと同時に、 安易に謝る前にしっかり自分の心に向き合ってほしいし、また自分がやってないことの責任を押しつけられたり濡れ衣を着せられたときには 「僕じゃないよ」と主張できるようになってほしいですし。

子供への期待というか希望が大きすぎますね。
自分は全然できてないくせに。できてないくせに!!(自戒のため2回書きました。)
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著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:3歳

2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。

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