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多嚢胞卵巣症候群からの妊娠

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子どもは計画的に作りたかったので、結婚してもしばらくは低容量ピルを飲んでいました。結婚して3年。まわりから赤ちゃんそろそろだねーなんて言葉がちらほら。

私たち夫婦も2人の時間も十分楽しんだし、いつできてもいいねーなんて思い、解禁。基礎体温も同時に測ってみることに。

「解禁したし、すぐできるよね」というのが初めの気持ちでした。基礎体温もおまけみたいなものでつけていました。でもこの基礎体温を測ることで、このあと色々わかることに…。

 

基礎体温ってすごいです。低温期、高温期によって自分の周期、体調がすぐわかります。「今がタイミングだ!あ、また低温期に入った…」結構一喜一憂されるし、リセットすると凹むし、1ヶ月が長くて基礎体温測るのは結構しんどいなと思うこともしばしばでした。

 

ピルをやめて順調だった生理が数ヶ月経った頃、遅れていることに気づきました。基礎体温測っても、低温期、高温期二層じゃない!ずっと低温期!どういうこと??2ヶ月近く遅れることもありました。もしかして?と思って妊娠検査薬使ってみたけど陰性。今までそんなことなかったので不安になって、初めて婦人科へ行ってみることにしました。

 

不妊治療で受診されてる方がたくさんいて、現実を知りました。基礎体温表を見ながら先生から「排卵してないね」の一言。

え?排卵しないことってあるの?とただ驚きました。

原因は生活環境が変わるなどのストレスから生理周期が遅れること、だそうです。私には当てはまらない気が…と思いながら内診、血液検査もしました。

そして後日結果を聞きに病院へ。そこで初めて私は「多嚢胞性卵巣症候群」と診断を受ける。「最近多いのよねー」とあっさりな先生。

「卵巣の中で卵がいっぱいになって満員電車状態。満員電車ってそこから1人が降りることって難しいでしょ?あなたの卵巣はそういう状態」

私は頭の中が真っ白になりました。今まで大きな病気もなくとても健康だった私。赤ちゃんが欲しいと思ったとたん、こんなことになってたんだ自分の体…赤ちゃんできないのは私のせいだと感じ、旦那に申し訳ない気持ちで涙が出ました。

 

私は不妊治療を始めました。 

まずは排卵がきちんとできる体になるため、排卵誘発剤を飲むことから治療がスタート。5日間薬を飲む。と同時に血糖値検査もしました。親族に糖尿病の人がいると自分もその可能性があって、糖尿病は不妊の原因の一つだからという理由からです。

親戚に何人か糖尿病がいるので、念のため血糖値検査は血液検査を計4回。ブドウ糖を飲んで1回、30分後1回、1時間後1回、2時間後1回。長かった…。

排卵誘発剤は特に私には副作用などなく、ただの薬感覚で飲めました。

 

排卵誘発剤、血糖値検査の結果を聞きに病院へ。血糖値検査問題なし。排卵誘発剤の結果は…

 「卵1つ育ってますよ!」

と言われました。とてもとても嬉しかった。次はタイミングをとってみましょうとのこと。タイミングとるために「排卵検査薬使ってみてくださいね」と言われ、早速薬局へ。なかなか見つからない。妊娠検査薬はあるのに…と思ったら、排卵検査薬は第1種医薬品だから表にはないのね。薬剤師さんから処方されるものなんだ。と初めて知りました。

そして、結構高い!とりあえず買って、5日間毎日検査をした。すると、3日目、4日目に陽性が!排卵できてるんだ!と嬉しくなりました。

その反面、夫単身赴任中だからタイミング大丈夫かな、だめならまたやり直しか…という不安が大きかったです。

 

そして、しばらくして生理がこないことに気づきました。タイミングとれたか微妙だったし期待せず妊娠検査薬を使うと…

「陽性」

一気に肩の力が抜けました。そのあと嬉しさがきて早く夫に言いたかったです。偶然にも夫の誕生日だったので、誕生日プレゼントに妊娠検査薬を包んで(笑)渡しました。

「本当に!?良かったー!」との言葉。夫に伝えた瞬間涙が止まりませんでした。

 

今は7ヶ月に入り、夫婦で日々喜びを噛み締めています。

私はありがたいことに半年程の通院で不妊治療を終えたけど、赤ちゃんができることは決して当たり前ではないと今回知りました。

テレビや周りでは普通におめでた報告を聞くけど、当たり前ではない、奇跡なんだよって赤ちゃんに気付かされました。

不妊治療は気持ちの面が一番辛いです。でもその辛さを経験できたらから喜びはとても大きかったし、不妊で悩んでいる人の気持ちを今後共有できる気がします。

ありがとう赤ちゃん

 

私の多嚢胞性卵巣症候群は治った訳ではないし、2人目を考えた時に、また病院に行かないといけないかもしれないという不安はあるけど、この痛みを経験できたことに今は感謝の気持ちの方が大きいです。

著者:ちいぴょん

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